【物語】鐘が鳴ったクリスマス 〜あわてんぼうのサンタクロースがあわてた理由〜

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あわてんぼうのサンタクロース♪

クリスマス前にやってきた♪

いそいでリンリンリン

いそいでリンリンリン

鳴らしておくれよ鐘を♪

クリスマスシーズンになると聴こえてくるおなじみのメロディー。

ついつい口ずさんでしまうという方も多いのではないでしょうか。

さてみなさん、あわてんぼうのサンタクロースはなぜ慌てたのか考えたことはありますか?

そしてなぜ、赤鼻のトナカイの鼻は赤いのでしょう?

これは、とあるクリスマスの日に、とある鐘が鳴るまでのお話です。

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あわてんぼうのサンタクロース、慌て始める

12月某日 サンタ界。

おこりんぼうのサンタクロース(アメリカ担当)

「あぁ!イライラする!俺だけ担当範囲広すぎだろ!あとヒゲうぜえ!ヒゲ切りてえ!」

くいしんぼうのサンタクロース(ヨーロッパ担当)

「まあまあ、シシカバブでも食べて落ち着きなよ。モグモグ。

それよりどうだいアメリカは?今年はいい子にしてた子供、多いのかい?」

おこりんぼうのサンタクロース(近眼)

「20年連続減少ってとこだな。最近のガキはワガママで参っちまうよ!

まったく!イルミネーションはチカチカしててウザいし、マライアキャリーの曲は英語聴き取れないし、ほんとクリスマスってイライラするぜ!」

さみしんぼうのサンタクロース(東南アジア担当)

「逆に僕のところは年々需要が増えてるから今年も忙しくなりそうだなぁ、寂しいなあ。クリスマスは彼女と過ごしたかったなぁ・・・」

くいしんぼうのサンタクロース(腰痛持ち)

「まあまあ二人とも、ビーフストロガヌフとベーキングパウダーでも食べて落ち着きなよ。」

あわてんぼうのサンタクロース(日本担当)

「ヨイショ、ヨイショ。これはコウジ君の分、これはエミコちゃんの分、これはギョウスケ君の分っと。」

おこりんぼうのサンタクロース(親知らず治療中)

「おい!お前はさっきからなにやってるんだよ!」

あわてんぼうのサンタクロース(イソギンチャク飼育中)

「ん?なにって、クリスマスの準備に決まってるじゃないか。サンタたるもの、事前の準備を怠ってはならないからね!子供達が喜ぶ顔を見たいし、その顔を見た自分の顔も見たいからね!」

おこりんぼうのサンタ(兄の連帯保証人になる意外な一面あり)

「相変わらず慌て者だな、お前は。まあ日本は子供が少ないから楽だよな、イライラするぜ!ヒゲがうざい!」

あわてんぼうのサンタクロース(素人童貞)

「あ!!いっけない!今日はクリスマス当日の下見に行ってくるつもりだったんだ!

こうしちゃいられない!ソレ急げ〜!」

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スタタタタタ!ピューーーーン!

あわてんぼうのサンタクロース、慌てる

あわてんぼうのサンタクロース(あわてんぼう)

「恋人はサンタクロース♪元彼はハンマーブロス♪ルンルンルン♪

えーと、今年一発めはケンジ君のお家だな。念のためエントツ等々を下見しておくか。」

Hammer_Bro._Art_(Mario_Party_8)

青鼻のトナカイ(ツノは向かって右側の方が長め)

「まったく、毎年よくやりますよね〜、クリスマス事前調査。付き合わされるこっちの身にもなってくださいトナ!」

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あわてんぼうのサンタク○ース(好きなアニメキャラは砂かけババア)

「まあまあそう言わずに。子供たちの喜ぶ顔とその顔を見た僕の顔のためじゃないか。

事前に今年のプレゼント配布ルートを確認しておかないと、どうにも落ち着かなくてさ!」

青鼻のトナカイ(語尾にトナと付けるようになったのはツノが生えた日から)

「それはいいですけど、今年はおもちゃの渡し間違いがないように気をつけてくださいトナね!

日本はミスが多いって本部から脳に直接訴えかけられてるんですから!」

あわてんぼうのサンタクロース(6歳までサンタクロースを信じていた)

「それを言うなよな!大きめの鹿め!」

青鼻のトナカイ(最近震えが止まらない)

「なにを〜!時速300kmで走ってる途中じゃなければ串刺しにしてるところトナぞ!」

あわてんぼうのサンタクロース(腕にダースベイダーのタトゥー)

「ちょっとちょっと!それより前見て!あれなに!?あのバカに高い塔は!」

青鼻のトナカイ(ワンピースのチョッパーの話ですぐ泣く)

「え!!?な、なんだあれ!もう今から減速はできないトナ!

このルートで行こうって言ったのはサンタさんなんですから、どうにかしてー!」

あわてんぼうのサンタクロース(あわてんぼう)

「そんなこと言ったって、5年前にここを通ったときはあんな塔無かったもん!」

青鼻(鼻青)

「そういえば、最近東京スカイツリーっていうタワーができたってニュースでやってたな、もしかして、あれがそうなの・・・?」

あわサン(日本担当)

「だめだー!!ぶつかるーー!!!」

「この慌て者〜〜!!!」

ドドーーーーーン!!

ぴゅーーーーーーーーん

「ア〜〜〜〜レ〜〜〜〜」

ドサっ

あわてんぼうのサンタクロース、出会う

サンタ「イテテテテテテ・・・」

サンタ「イテテ。でももう痛みは引いたな。Googleマップで目的地設定してたのにスマホも壊れちゃったな。

どうしよう・・。って、あれれ?ここは・・・?」

ガチャっ

ケンジ君のママ(プチ整形)

「・・・あのう、すごい音がしましたけど、大丈夫ですか?」

サンタ(ガチ整形)

「あ!ああ!ケンジ君のMam!」

ケンジ君のママ(元JK)

「あなたは、サンタさん!!?

どうして我が家の目と鼻の先のT字路に、サンタクロースが!?ましてクリスマスもまだだというのに!」

サンタ(いま免停)

「実は・・かくがくしかじかありまして」

ケンジ君のママ(のち閉経)

「へえ。それじゃあサンタさん、せっかくだし下見をしていったらどうかしら?」

サンタ(マジ霊系)

「ナイスアイディアマダム!ではエントツの調査からさせてもらいますね!ようし!」

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ぴょーーーーん。ササっ。スササっ。

サンタ(モチ石鹸)

「うん、良いえんとつですね!今年もここからプレゼントを渡しに参ろう候う。

あれ、ところで奥さん、ケンジ君の声は聞こえますがご主人がいないようですけど、お仕事中ですか?」

ケンジ君のママ(訳あり)

「それが・・・。主人とはいろいろありまして、いまは別々に住んでいるのです。

やだっ。私ったらこんな話、お恥ずかしいわ」

サンタ(訳あり)

「あららら、変なこと聞いちゃってすいま・・・ぎゃ!」

ケンジ君のママ(元JK)

「きゃあ!サンタさんが慌て者だから滑ってエントツの中に落ちていくわ!

それを傍観するしかない私はなんて無力なのかしら!そういえば洗濯物取り込むの忘れてたわ!」

サンタ(架空の存在)

「ア〜〜〜レ〜〜〜」

ズドーーーン!

ドサっ。

ケンジ君(小学生)

「一体なんの音!?わ!おじさんダレ!!??」

サンタさん(真っ黒け)

あわてんぼうのサンタクロース

えんとつのぞいておっこちた

アイタタ ドンドンドン

アイタタ ドンドンドン

サンタクロース(あわてんぼうの)

「アイタタ。や、やあケンジ君久しぶり。元気かい?」

ケンジ君(元気)

「もしかして、サンタさん?顔が真っ黒けだからパンダみたいだよ(爆笑)」

サン(タ)

「そう、ぼくがパンダクロースさ!なんてね。」

ケンジ君(ケンジ感)

「うん。」

サンタ

「ケンジ君、1年で随分大きくなったね。どうだい?今年のプレゼントは決まったかい?」

ケンジ君(ケンジ風)

「うーーん。ぼくwi-uが欲しいな!」

サンタ(サンタ風)

「よしきた!wi-uだね!任せといて、今年は一番はじめにケンジ君のお家にくるからね!」

ケンジ(脱ケンジ)

「・・・。ねえサンタさん。やっぱり、今年はおもちゃいらない!」

サンタ(クロース風)

「え、おもちゃいらないって、クリスマスなのに何言ってるんだい?」

ケンジ君(君付け)

「・・。おもちゃはいらないから、パパに会いたい!去年のクリスマスみたいな暖かいバイブスを感じたい!」

ケンジ君のママ(ケンジ・・・)

「ケンジ・・・。ごめんなさいね。ごめんなさいね。」

サンタ(大事なとこ)

「ケンジ君・・・。気持ちは痛いほどわかるよ。でもね、ぼくはサンタクロース。

おもちゃを運ぶことはできるけど、人の心は運べないんだ。ごめんよ。」

ケンジ(ゼンジ)

「サンタクロースのバカーーー!!お前なんかハンマーブロスじゃい!」

バシバシ

Hammer_Bro._Art_(Mario_Party_8)

サンタ(ハンマーブロス)

「ごめんよ。」

ママ(ケンジ君のね)

「・・・。シクシク。」

あわてんぼうのサンタクロース

しかたがないから踊ったよ

楽しくチャチャチャ

楽しくチャチャチャ

あわてんぼうのサンタクロース、(オチをどうするか)慌てる

サンタマン

「というわけで、最後はどうしたらいいかわからず踊って帰ってきたんだ。」

赤鼻のトナカイ(久々)

「気の毒だけど、今時そんな話はどこにでもあるからね!そんなことより東京スカイツリーにぶつかったことによってぼくの自慢の青鼻が赤く腫れ上がってしまったことについての賠償責任を問うてるんですけど!さっきから!」

サンタ(げっそり)

「はぁ。子供の喜ぶ顔が見たいと言いながら、悲しませてしまった・・。ぼくなんてハンマーブロスだ・・・。」

赤鼻の(トナカイ)

「ちょっと!聞いてる!?」

サンタクロース(あわてんぼう)

「待てよ。僕はあわてんぼうのサンタクロース・・・。そうだ!トナカイ!すぐにUターンしてくれ!」

赤鼻のトナカイ

「何言ってるんだ!憤怒だーー!」

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ヒューーーーン。

あわてんぼうのサンタクロース

10日後 12月24日

ピンポーーーン。

ケンジ君

「誰だよこんな夜更けに。サンタさんなら来なくていいって言ってあるからNHKの集金かな?」

ガチャ・・・。

ケンジ君

「・・・!!!」

??「メリークリスマス、ケンジ」

「パパーーーー!!」

あわてんぼうのサンタクロース

ゆかいなおひげのおじいさん

リンリンリンチャチャチャ

ドンドンドンシャランラン

わすれちゃダメだよおもちゃ

シャラランリンチャチャチャ

ドンシャララン

KENJI

「ねえ、パパ・・」

PAPA

「なんだい?ケンジ?」

KENJI

「どうして来てくれたの?」

PAPA

「それがな、10日ほど前に不思議なことがあってな。

朝起きると、枕元になぜか靴下に入ったプレゼントが置いてあったんだ。

そこにはwi-Uと、一切れのメモが置いてあった。」

KENJI

「MEMO・・・?」

PAPA

「そこには『この世にたったひとつしかない鐘を鳴らしてください 』そう書いてあった。

そしてケンジがwi-Uを欲しがっていたことを思い出したんだ。

気づいたら、今日家の前に立っていたよ。」

MAMA

「背の高いサンタクロースがね。」

PAPA

「不思議なこともあるもんだ。でもケンジ、これからは家族3人、ずっと一緒だぞ」

ケンジ

「ういぃっす。そうだ!早速wi-Uを開封するヅラ!あれれ、なんだこの紙は?箱に入ってた。」

MAMA

「クリスマスカードみたいね。なんて書いてある?」

ケンジ

「メリークリスマス   ハンマーブロスより」

Hammer_Bro._Art_(Mario_Party_8)

パパ

「ハンマーブロス?」

ママ

「クスクス。」

ケンジ君

「サンタさん・・。ありがとう。」

パパ

「どうやら何かあったみたいだね、その口ぶりは」

ケンジ

「パパぁ」

パパ

「なんだい?」

ケンジ

「この話のオチが僕に託されたことはなんとなく空気で分かるんだけど・・・」

パパ

「さすがパパの息子だな。よく気付いた。」

ケンジ

「何も浮かばないよ、あたま真っ白。これが本当のホワイトクリスマスだね!」

パパ

「こいつ〜!」

ママ

「ウフフフ。さあ、夕飯ができたわよ」

ケンジ

「わーい!久々に親子三人のご飯だね!」

あわてんぼうのサンタクロース♪

クリスマス前にやってきた♪

いそいでリンリンリン

いそいでリンリンリン

鳴らしておくれよ鐘を♪

こうして、ケンジ君とその両親はその後も仲良くアレしました。

それ以来、ポポイヤ村の大きなクリスマスツリーには、毎年たくさんの蛾の幼虫がくっつくようになったのですが、それはまた別のおはなし・・・。

お し ま い

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