※この記事は、格安スマホやMVNO比較においてプロフェッショナルなライターさんに寄稿頂きました。
楽天モバイルにおいて、2017年9月1日より新しいプラン「スーパーホーダイ」が開始されます。
スーパーホーダイの特徴を簡単に説明すると、「高速通信」に加えて「5分かけ放題」、「低速での使い放題」、さらに「長期契約による端末割引」がセットになったプランです。
スーパーホーダイはなかなか充実したサービスですが内容が少々複雑なので、契約前にしっかり確かめておくことが大事ですね。
今回は、スーパーホーダイのサービス内容をわかりやすく解説します。契約を検討している方は、参考にしてみてください。
この記事の目次
スーパーホーダイの料金プランを解説!
まずはスーパーホーダイの料金プランについて解説します。スーパーホーダイの月額料金は、1年目と2年目以降で変化するしくみです。
以下の表に3種類の月額料金をまとめたので、ご覧ください。
なお以下の表に記載されている月額料金は、契約者が「楽天会員」である場合の設定です。もしも楽天会員でない場合は、1年目の月額料金が2年目以降と同じになります。
プランS(2GB) | プランM(6GB) | プランL(14GB) | |
楽天ダイヤモンド会員時の、1年目の月額料金(税抜) | 1,480円 | 2,480円 | 4,480円 |
1年目の月額料金(税抜) | 1,980円 | 2,980円 | 4,980円 |
2年目以降の月額料金(税抜) | 2,980円 | 3,980円 | 5,980円 |
通信量と料金設定は、Y!mobileやUQ mobileを参考にしていることが伺えます。
スーパーホーダイの月額料金の特徴に挙げられるのは、楽天でダイヤモンド会員になっている場合は1年目の月額料金が500円安くなることでしょう。
ただしダイヤモンド会員になる条件は、「過去6ヶ月で4,000ポイント以上、かつ30回以上ポイントを獲得、かつ楽天カードを保有」と非常に難易度の高いものです。
現在すでにダイヤモンド会員である場合は問題ありませんが、これからダイヤモンド会員になってまでこの割引を適用する必要性は薄いですね。
スーパーホーダイ最大の特徴は、高速通信を使い切った後の速度が速めに設定されていること
今までスマホで契約している通信量を使い切ってしまった経験がある人は、制限後の速度の遅さに驚いてしまったのではないでしょうか。
ドコモなどのキャリアの場合は、制限後の通信速度が128kbps。格安SIM各社だと200kbpsが基本で、楽天モバイルも通常のプランでは制限後の速度が200kbpsに設定されています。
しかし、スーパーホーダイの場合は違います。
スーパーホーダイで速度制限にかかると、最大1Mbpsで通信できる
スーパーホーダイで契約している通信量を使い切っても速度は200kbpsにならず、最大1Mbpsとなります。
しかし「最大1Mbps」と言われても、ピンとこないかもしれません。
具体的には、1Mbpsの速度が出ればネットサーフィンや音楽の再生、低画質な動画の再生くらいは問題なく行えます。
つまり速度制限後もある程度快適に使えるのが、楽天モバイルのスーパーホーダイのメリットです。
ただし最大1Mbpsの速度は容量が大きめのアプリをダウンロードしたり、高画質な動画を再生したりといった用途には向きません。
注意:速度制限時のお昼と夜は速度が最大300kbpsに制限される
注意しなければいけないのは、スーパーホーダイで速度制限が行われている場合に「12〜13時」と「18〜19時」のみ速度が最大300kbpsに制限されることです。
最大300kbpsで利用できるサービスの例を挙げると、Twitterで画像をほぼ開かずに閲覧やツイートをしたり、ネット掲示板を見たりといったことですね。
つまり速度制限中、一般的なお昼休みや帰宅の時間帯には、スマホを快適に使えないことに注意が必要です。
スーパーホーダイでは、「長期優待ボーナス」の割引を適用できる
楽天モバイルの通常プランの最低利用期間は12ヶ月、つまり1年間です。
しかしスーパーホーダイの場合は、少し異なっています。最低利用期間を12ヶ月に設定することもできますが、そのほかに「24ヶ月」や「36ヶ月」を選択することも可能なんです。
「最低利用期間を自分から延ばすなんて、なんの意味があるの?」と思われたかもしれません。もちろん、メリットがあります。それはセット購入する端末代金の割引です。
スーパーホーダイを長期契約すると、最大20,000円の端末割引が行われる
スーパーホーダイを24ヶ月契約で契約すれば10,000円、36ヶ月なら20,000円、端末代金が割引になります。
端末をセット購入せずSIMカードのみで契約した場合でも、同額の楽天スーパーポイントが付与されるしくみです。
長期契約を行えばその分端末を安く買えるのは、スーパーホーダイの大きなメリットでしょう。
ただしその分契約期間が長くなってしまい、最低利用期間を過ぎる前に発生する違約金の最高金額も上がります。無理して長期優待ボーナスを利用する必要はありません。
スーパーホーダイは、最低利用期間を過ぎればいつでも無料で解約できる
ちなみにY!mobileのスマホプランやUQ mobileのぴったりプラン・おしゃべりプランは、2年契約の「自動更新」です。
自動更新契約の場合は更新期間中に解約しなかった場合再度2年間の契約が始まってしまいますが、楽天モバイルのスーパーホーダイで設定されるのは「最低利用期間」です。
最低利用期間さえ過ぎればいつでも無料で解約できるのも、スーパーホーダイのメリットですね。
スーパーホーダイでは、5分かけ放題を利用できる
スーパーホーダイを契約すれば、5分かけ放題を利用できます。
楽天でんわのアプリから発信することで、5分以内の通話料金がかからなくなるしくみです。
通話時間が5分を超えた場合も、その分は通常の「30秒20円」ではなく半額の「30秒10円」の通話料金が請求されるので安心です。
楽天モバイルのスーパーホーダイは、どんな人にオススメ?
最後に、スーパーホーダイの契約がオススメなのはどんな人かを解説します。
速度制限後も、ある程度快適に通信したい人
スマホで速度制限にかかってしまうと、月末まで満足に使えないためストレスでイライラしてしまいますよね。
しかしスーパーホーダイを契約しているなら速度制限後も最大1Mbpsと、ある程度は快適に通信できるので安心です。
ただしお昼や夜に速度がより強く制限される時間帯があるので、その時間帯にスマホを使う機会が多いなら、スーパーホーダイではなく大容量の20GBプランや30GBプランを契約した方が良いでしょう。
ちなみにスーパー放題以外の大容量プラント料金は下記公式ページにて確認ができます。
料金ページ
楽天モバイルで販売されている端末を、安く購入したい人
楽天モバイルでは様々なスマホやタブレットなどが安く販売されていますが、スーパーホーダイを契約すれば長期優待ボーナスの適用で、最大20,000円ほど割引で購入できます。
楽天モバイルに乗り換える際に新しい端末を安く入手したい人にも、スーパーホーダイはオススメですね。
▶︎楽天モバイルの販売端末一覧
楽天のダイヤモンド会員
楽天のダイヤモンド会員なら、スーパーホーダイの1年目の月額料金が500円ほど割安になります。
すでにダイヤモンド会員になっているなら、楽天モバイルへの乗り換え時にスーパーホーダイを選ぶとお得ですね。
楽天モバイル申し込みからご利用までの流れ
公式ページの「ご利用の流れ」ページでは、希望条件ごとの手続きの流れを分かりやすく確認することができます。
ご利用の流れ
まとめ
今回は、楽天モバイルで新しく登場した「スーパーホーダイ」のサービス内容について解説しました。
簡単に内容をまとめると、
・月額料金は1年目と2年目以降で変わる
・5分かけ放題を利用可能
・速度制限後も最大1Mbpsで通信できる
・2年以上契約するなら、セット購入する端末代金が割引になる
以上が、スーパーホーダイの特徴です。
公式ページで条件をよく確認し自分に合っていると感じられたら、契約を検討してみてはいかがでしょうか。
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