ドラクエ11は攻略サイトを見ない方が面白いと気づき、再び勇者になれた夏

世界を救う勇者様、どうもです。こちらも勇者です。

冒険の進捗はいかがでしょうか?こちらはようやく4人目が仲間に入ったところですが、ワクワクが止まりません。

そして気づきました。こんなにワクワクするのドラクエ11がベラクソ面白いからというだけでなく、このたびの冒険を攻略サイトを見ないという縛りルールのもとプレイしているからでもあると。

この記事はかつて勇者だった僕が小間使いに成り下がり、再び勇者となるまでの軌跡(またの名を自分語り)でもあります。

攻略サイトを見ないでドラクエをプレイする楽しさをお伝えできたら幸いです。

勇者は攻略サイトを見ない

若い勇者様には想像しづらいかもしれませんが、その昔この世界には「ゲーム攻略サイト」がありませんでした。

90年代にドラクエをプレイしてた勇者たちはそれぞれ自力で冒険し、打ちひしがれながらたどり着いた結末に感動していたものです。

友達より先に進みたい。自分だけが知っている情報を手に入れたい。そのような欲求はもちろんありましたが、出来ることといえばお小遣いをはたいて攻略本を買うかゲームが得意な友達をお菓子で釣ってアドバイザー契約を締結してもらうことくらいでした。

とにかく、学校やゲーム雑誌に錯綜する情報をかき集めて自分なりにゴールを目指すことは冒険そのものだったのです。

ゲームは1日1時間というルールをいかに掻い潜るかを考え、宿題を放り投げ、習い事をすっぽかし、部活をサボりながら冒険のことばかり考えていたあの日々の中で、勇者たちはドラクエから大切な何かを学んでいきました。

パパスからは生き様を。マーサからは愛を。ビアンカとフローラから恋を。ボロンゴから忠信を。スライムナイトから騎士道を。ハッサンから正拳突きを。チャモロからメガネを。はぐれメタルからは人生を。

やがてドラクエをプレイしていた90年代の勇者は大人の階段を登り、それを追いこすように世の中も変わっていきす。

インターネットが勇者を小間使いにした

インターネットの発展は勇者のあり方も変えてしまいました。

攻略サイトの登場です。

攻略サイトは当時センセーショナルでした。知りたかった情報が全て載っているのですから。

ダンジョンの地図、小さなメダルのありか、おすすめの育成法や裏技まで。

「これはすごいズラ!これでおいらもドラクエ王ズラ!」

口からヨダレをビタビタと垂れ流しながらディスプレイに噛り付いたことは言うまでもありません。

その姿に勇者の面影はありませんでした。

攻略サイトを参考に進めたドラクエの新作はあっという間にクリアすることができました。困ったらネットを見ればいいので楽チンです。

さらに、過去作も攻略サイトを見ながらプレイしてみようと思いつきます。少年時代あれだけ苦労したブオーンやムドーといったボスたちが虫けらに思えるほど楽勝でした。積年の恨みを晴らしたような気分になったかもしれません。

そしてエミュレート、チートコードなんてものも知り、勇者はうまのふんに成り下がります。これらの語句はゲームを好きでいたいなら調べるべきではありません。

知らないから冒険だったんじゃ・・?

FF、ペルソナ、スカイリム、ウィッチャー、ドラゴンエイジ、ドラゴンズドグマ etc。

社会人になってからもドラクエを含めたくさんの名作RPGをプレイしながら、クリアまでたどり着くことすらできなくなっていきました。

攻略チャートを読んでから向かうダンジョン。対策を知ってから臨むボス戦。強い武器の作り方と素材の場所。

何が起きるか知っている予定調和の冒険。

「なんだよただの作業じゃん」「この武器作るのダルいな〜」「お使いゲーだ。つまらん」

全ては自分が招いた状況なのにこの言い草です。作品は最高なのに。

2017年、ようやく一つの仮説を導きだします。

攻略サイト見なければいいんじゃね?

攻略サイトを見てからプレイするということは、名探偵コナンが漫画の名探偵コナンを読んでから事件解決に挑むようなもの。(←?)

知っていたら冒険じゃない!

シュミレーションゲームとかならアリだと思うのです。攻略サイトは楽しみ方を教えてくれますから。しかしRPGは攻略サイトを見ない方がいいと気づいたのです!(遅っ

結論:ドラクエ11を攻略サイト見ないでプレイすると少年に戻れる。再び勇者になれる

ドラクエ11は一切攻略情報に頼らずプレイしていますが、失禁するほど楽しんでいます。いえ、失禁したといっていいでしょう。

何が起こるかわからないワクワク。美しく広大なフィールド。おなじみのモンスター。素晴らしい仲間。胸踊るストーリー。シュールなギャグ。

これこれ!これを求めていたんだーー!

このワクワクは攻略サイトを見なかったからこそのワクワクだと確信しています。

攻略に必要なヒントは街の人々が教えてくれるのでサイトに頼らなくても大丈夫!

先ほど覗いた鏡にはおじさんの顔をした少年が写りました。

制約は自由の母。情報の遮断は想像のパパ。ドラクエ11おもしろ。

以上、32歳妻子持ちの勇者がお送りしました。

ご精読ありがとうございます。

この記事を書いたライター

キーユ
キーユ死にかけの不死鳥
1985年生まれ。
ギャグ記事やWEB、音楽、ゲーム、育児などを書いています。
記事制作やレビューのご依頼お待ちしています!ツイッターかお問い合わせからお気軽にご連絡ください。
著書:新種発見!69匹の愉快な生き物図鑑

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