猛暑が続いております。暑すぎます。先日、海のイベントに遊びに行ったものの暑さでバテすぎて早々に退散してしまいました。
ここまで暑いと、もはや生命に不可欠であるはずの日光が体力を奪う毒の沼にしか感じられません。
どうも三十路前のラグオです。
さて、唐突ですが皆さん音楽は好きでしょうか。
「大好きでーす!」(ですよねー)
「ふん笑わせるな。音楽こそ我が人生なり」(失礼しました)
「マーチャンダイス!!!」(うん気持ちは伝わった)
さて100人中100人が音楽が好きという結果が出たわけですが、やっぱり音楽を聴くことが好きなら演奏したり、曲を作ってみたい!と思ったことが一度はあると思います。
「でも楽器は難しそうだし。。。」(練習しなきゃですしね)
「楽譜を見てもワケがわからないし」(同感です)
「オニイサン イイコ イルアルヨ!!!」(どうせババア出てくるんだろ!)
やっぱり音楽をやってみたいと思っていても、こうした意見が多いのではないでしょうか。
説明はいいのでMPCの動画が見たいという方はここをクリック
今は手軽に音楽を作れる時代
確かに生楽器を演奏出来るようになるにはある程度の練習が必要だし、楽譜の読み書きの知識を勉強するのも大変ですよね。
しかし今の時代、様々な分野で便利なツールがどんどん開発されています。
ご存じの方には「今更かよ」感が強いと思いますが、もはや楽譜の読み書きが出来なくても、そして楽器が演奏出来なくても曲は作れます。
優秀なDTMソフトによって音の管理は革新的に楽になりましたし、最近だとボカロ(ボーカロイド)ソフトのように、もはや歌声までも作れてしまうものまであります。(個人的にあれはあまり好きじゃないのですが)
こうした便利な音楽ツールには、上記のDTMやボカロもあれば、昔からあるシンセサイザー、DJプレイすらある程度楽に出来てしまうソフトなんかもあります。
その中でも「手軽に音楽を作りたい!」「曲作りまでしなくていいから音で遊びたい!」という人にオススメしたいのが、名機MPCシリーズです。(ようやく本題。前置きが長くてスミマセン)
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曲作りからライブ、音遊びまで幅広く使えるAKAIのMPCシリーズ
先日もMPCに関する記事を書かせて頂きました。
上記の記事では「MPCはHIPHOPやるなら定番の機材!」という抽象的な説明しかしていなかったので、具体的にMPCを使って何が出来るのかを簡単に説明致します。
SAMPLER(サンプラー)機能
まずMPCは本来、サンプラーとしての機能がメインの機材です。
サンプラーとはサンプリングをする機械のこと。
サンプリングとは外部の音を取り込み(録音して)、一つの音として認識させることです。
例えばある曲を聴いていて、「曲のこの部分の音好きだなー」と思ったら、その部分だけをサンプリングすることで、MPCに一つの音源として取り込むことが出来ます。(説明難しいな)
打楽器のノリで音を鳴らせる
この機能がどういう名前で呼ばれているのか筆者はよく知りません。(おい)
サンプリングした音源を、MPCのパッドに割り当てることができます。
そしてそのパッドを叩くと割り当てられた音が鳴ります。
連続してパッドを叩けば、音もそれに合わせて連続して再生されます。
この時点で曲を組むことが出来なくても、音遊びは十分に出来てしまいますね。
※ここまで見てみてイマイチよく分からない!普通の楽器との違いがピンと来ないという人もいるかもしれません。
補足しますと、例えば「ドレミファ〜♪」というフレーズがあったとします。
ピアノであれば「ド、レ、ミ、ファ」と鍵盤を順番に叩くことでこのフレーズは再現されます。
サンプラーの場合、「ドレミファ〜♪」というフレーズごと取り込むことが出来ます。
そしてその音源をパッドに割り当ててからそのパッド叩くと「ドレミファ〜♪」とそのまま再生されます。
つまり本来は楽器で演奏されているフレーズなどを、パッド一つで簡単に再現出来るようになるということです。
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シーケンス機能
MPCにはシーケンサーが備わっています。シーケンサーとはシーケンスする機能のこと。
シーケンスとは何かというと、音の並びかたを設定する機能のことです。(この言い方で間違っていないはず)
要は楽譜を作る機能みたいなものです!(おお!我ながら分かりやすい)
楽譜は音符の並びが書かれていて、演奏者はそれを見て演奏しますよね。
MPCではシーケンス機能を使って内部に楽譜にようなものを作りあげ、その作った楽譜を再生することができます。
この機能があることで、MPCだけで曲作りが完結出来るわけです。
これがないと、MPCはあくまでただのサンプラーになってしまいます。
シーケンスを組む(楽譜を組む)、というと難しいと感じる人もいるかもしれませんがそんなことはありません。
リズムに合わせてパッドを叩くことで簡単にシーケンスを組むことが出来ます。(MPCに限らず大体の機材がそうなっています)
見てて楽しいし使い方も分かって一石二鳥!MPCの動画を集めてみました
さて、ダラダラ説明しててつくづく思いましたが実際にMPCを使っている映像を見たほうがはるかに分かりやすいと思います。
今は様々なMPC動画がアップされています。
その中で「面白い!」「カッコイイ!」「楽しそう!」と思った動画をいくつかチョイスしてみました。
【AKAI professional】 MPC Renaissance × @djtomoko n Ucca-Laugh
この動画は先日も紹介しましたが、MPCの楽しさが伝わる良い動画だと思うので再度ご紹介します。
これはMPC Renaissanceの紹介がメインの動画なので、サンプリングせず、もともと入っている音源を使用しているようですが、ボーカル部分はサンプリングして活用していますね。
このように歌い手の声も利用して曲を作ったりも出来てしまうわけです。
それにしてもMPCを叩くのが上手いですね。もはや楽器として活用しています。
Kimono MPC + MIC / 着物で MPC + MIC
この女の子二人組はこんなこともやっています。
和楽器をサンプリングしたのかな?BEATが乗っかるときのギャップが良いですねー!
それにしてもこの子達は本当楽しそうにプレイしますね。
Simple Sample Beat | MPC 2000XL
動画としては少し地味ですが、ドラムも上ネタもサンプリングするところから曲が完成するところまで見ることが出来ます。
サンプリングの仕方や音の組み合わせ方など、既にMPCを使っている人も参考になりそうな動画です。
MPC Mondays (Ep. 4) + 16-bar Verse
サンプリングもとのネタ、パッドの振り分け方、ドラムの打ち込み、更には完成したトラックにRAPを乗せるところまでの流れが見れます。
てか、RAPかっこいい!!
Flippin’ The Human Groove with MPC 1000 (Performed by STUTS)
機能をフル活用し、MPC一台でライブが出来るぜ!!ということを証明するような動画。
もちろんこれはかなりの練習を必要とするでしょうが、こんなことが出来る可能性を秘めてるということでご紹介しました。
PV HIFANA – Fresh Push Breakin’
「機材を使いこなす」という点において彼らの右に出るものはいないでしょう。
知る人ぞ知る、機材フル活用ユニット「HIFANA」。
もはや使っているのはMPCだけでなく様々な機材を駆使して、あくまで生の演奏をしています。
この動画でも十分すごいですが、これはだいぶ古い映像です。
時が経つにつれ機材は進化しますが、HIFANAはその進化の先を行き、常にその機材のポテンシャルをフル活用して音楽に昇華していきます。
最新機材についてはあまり詳しくないので、ここまで来ると何がどうなっているのか良く分かりません笑
とにかくすごい!究極のエンターテインメントですね。
いかがでしたでしょうか。
MPCを使えるようになれば、手軽に音遊びに興じる事ができます。
「音楽はやってみたいけど、自分は機械とかイジるの苦手だし無理!」
そんな考えを持っているのは今の時代もったいないと思います。
この記事を見て興味を持った方はぜひ!チャレンジしてみてくださいね。
ご精読ありがとうございました。