【PR】織田信長とくノ一の恋愛!?歴史小説「くノ一桶狭間暗殺」レビュー【書評】

どうも!東京の暑さにやられ気味なラグオです。
7月に入って暑さが本格的になってきましたね。
梅雨ならではのジメジメが加わって、不快感MAXです。
こんな時期は冷房を効かせた部屋にこもって、冷たいものを飲みながら読書でもして過ごすのが1番ですね!
そんなわけで、僕にしては珍しく最近読んだ本のレビューをお伝え出来ればと思います。

「くノ一桶狭間暗殺」

今回紹介する本のタイトルは「くノ一桶狭間暗殺」。

甲賀の里の女忍者=くノ一を主人公にした、戦国恋愛小説です。
物語の舞台は戦国時代。甲賀の里のくノ一である主人公は尾張国の「織田信長」のもとへと派遣され、主君のために潜入や暗殺などの任務をこなしていきます。
様々な任務をこなしていく中で、主人公と織田信長は互いに惹かれ合っていくというラブストーリーとなっています。

ジャンルとしては恋愛小説に入るのかなと思うものの、くノ一ならではの戦闘や暗殺シーンの描写が素晴らしく、ストーリーも歴史に則って構築されているようで、普段恋愛ものの小説は読まない僕でも楽しく読むことが出来ました。

今回はこちらの小説を読んでいて、僕が個人的に面白いと思った点やオススメポイントをご紹介していきます。

歴史物の小説だが、難しい言葉があまり出てこない

僕は普段、歴史物の小説は読まないです。理由は単純で、「調べないと分からないような名前や用語がたくさん出てくるから」です。
会話での言い回しとか、将軍の位の名称なんかは別に良いんです。ある程度分かりますし、そういうものだと割り切れば読み進めることが出来るので。

やはり1番分からなくて困るのが「物や道具の名前」です。
今と昔では使っている物の名前が違ったり、そもそも今では使わないような物が当時は存在していたりしています。
映画とかならまだしも、本の中でそうした用語を使われると内容を理解するのに苦労しますよね。

その点、「くノ一桶狭間暗殺」では歴史物の小説の割にそうした難しい用語はあまり出てこないので、サクサクと読み進めることが出来ます。
逆に歴史物が好きな人にとってはそれが物足りなくなる場合もあるかもしれないですが、そうでもない自分にとってはそれがとても親しみやすく、「歴史物は言葉が難しそうだから・・・」という人にオススメ出来る点だと思います。

みんな大好き忍者!!

この小説の主人公は甲賀のくノ一。そう、つまり皆大好きな忍者です!
日本人だけでなく・・・いや、下手したら海外の方のほうが好きなんじゃないかと思うくらい人気のある忍者です!!
忍者といえば皆さん何を思い浮かべますか??
軽やかな身のこなし・手裏剣・変わり身の術・くノ一ならではの変装など・・・
忍者が主人公なので、やはり忍者ならではの要素がたくさん出てきます!

しかもですね・・・主人公のくノ一は「二刀流」なんです。

二刀流ですよ二刀流!格好良すぎます。
おそらく「ん?だからなに?」と感じる人もいるでしょうが、この気持ちが分かる人とはきっと美味しくお酒を飲めるでしょう。

忍者ならではの要素として印象に残っているのが、潜入や暗殺の準備をしているシーンです。
忍者もの?はたくさん世に出ているかと思いますが、こういうシーンを描いているものってあまり記憶に無いんですよね。
身を隠すための「忍び隠れ」というのがあるのですが、川の中に身を隠すときは水草を縫い付けたり、または足音を消すために履物に綿を詰めたりと、道具の準備だけでも「なるほどな〜」と感心してしまいます。
暗殺の準備ももちろんですが、事が済んだ後の逃走ルートを確認したり、弓使いが敵を狙いやすいような場所を確保するシーンもありました。
こうした描写も本格的で、忍者ってこういう感じだったのかな〜とリアルに想像させてくれます。

このように、なんというか少年心をくすぐる要素が満載なんです。
やはり、シンプルに「忍者」という要素はワクワクさせてくれますよね!

戦闘シーンの描写

敵対する相手との戦闘シーンの描写が素晴らしいです。
戦闘の動きの一つ一つが細かく描かれていて、動きを想像しながら読み進めることが出来ます。
忍者ならではの身のこなしが想像するだけでも格好良く、もし映画とかアニメ化されたらぜひとも観てみたいと思うようなシーンがたくさん出てきます。

特徴的だなと思ったのが、戦闘シーンの視点がいつの間にか変わるんですよね。
最初はその点に少し戸惑いましたが、映画のカメラワークみたいな感じでしょうか、慣れるとそれが臨場感を生み出している印象を受けました。
ただ、このあたりは感じ方は人によると思いますし、読みづらいな〜と感じる方もいるかもしれません。

いずれにしても、戦闘シーンの描写には力が入っていると思いますし、この本のオススメポイントになるでしょう。

王道の恋愛要素

主人公は殺しを生業としているくノ一。
そんなくノ一が、一国の主である「織田信長」と恋仲になるのです。
これは正に「身分の垣根を超えた大恋愛」なわけです。シンデレラです。
ラブストーリーとしては正直良くある話ではありますが、「恋は障害があるほど燃える」言うように(誰や)、読んでいるこっちもハラハラしてしまいます。

そして、やっぱりいるんですね〜恋敵が。
多少歴史に詳しい方なら察しがつくと思いますが、そう「濃姫」が出てくるんです!
主人公と織田信長の関係を怪しんだ濃姫が、昼ドラばりの嫌がらせを仕掛けてきます。
ドロドロした女の戦いがそこにあります。そして、そこから目を離せない自分がいました笑

主人公だけでなく、他のくノ一の恋愛模様も描かれているので、女性でもこの本をオススメ出来る要素と言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
他にも面白いと思った点はありましたが、大まかにまとめると以上が僕なりのオススメポイントです。
書いていて思ったのですが、

・読みやすい
・忍者!忍者!
・カッコイイ戦闘シーン
・昼ドラ要素(?)

「定番だけど間違いがない」と言える要素が詰まった作品でした。

「くノ一桶狭間暗殺」はAmazonのKindleStoreにて購入することが出来ます。
幅広い層に受け入れられやすい作品になっていると思うので、気になった方はぜひ読んでみて下さい!

ご精読有難うございました。

「くノ一桶狭間暗殺」はこちら

この記事を書いたライター

ラグオ
ラグオ
BlackMusicを中心とした音楽馬鹿。仕事は独学で始めたWebデザイナー。
樹クリエイションではガジェットやDTM関連、音楽関係の記事を執筆。
お笑いではツッコミに美学を感じるタイプ。

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