日本の理容室(床屋)の減少を美容と比較 現状と未来 前編

「様子見好き」のジュイダです。

ところで、最近歯医者さんが多いと思いませんか。今全国の歯医者の件数はコンビによりも多いと言われています。

それと同じで10年近く前までは床屋と美容室の数がコンビ二より多いと言われてました。その理由は1990年代後半から2000年ぐらいに美容師ブームが到来したからなのです。

キムタク

それまで1年制だった専門学校も2年制になり、専門学校の数もそれに比例し増えました。火付け役となったのは木村拓哉主演の「ビューティフルライフ」というドラマでした。僕達の世代の方ならわかると思いますが、あのドラマでのキムタクの美容師役はかっこよくて憧れてました。

そんな美容師ブームが段々フェードアウトしていき、今では減少傾向に向かっています。では美容師ではなく、理容師はどうでしょうか。

今回は理容師(床屋)と、店舗数を見ながら理容師(床屋)の良さを書きましたので興味のある方はさいごまでどうぞお付き合いください。

床屋と美容室の数

先程も言いましたが、一昔前までは「全国の床屋と美容室はコンビニより多いらしいよ」なんて言われていました。しかし最近ではそんな声も聞かなくなりその数は年々減ってきています。美容室の数は増えたりもしてますが、問題は床屋です。

パンチ

アイパー

床屋の数のピークは昭和61年と言われてます。パンチパーマやアイパー(アイロンパーマ)が流行りイカツイお兄さんがバイクで走り回ってる様子をよく見かけた時代ですね。パンチやアイパーは基本的に床屋でかけるものなのでその頃の床屋はさぞ繁盛したことでしょう。実際に私が従事していたお店でも過去の栄光自慢はよく聞かされていました。

その自慢ももうすぐで聞けなくなることになるかもしれないのです。その理由が{団魂世代}の引退です。

東京はまだ店舗数が多くそこで働く従業員の年齢も比較的若いです。しかしちょっと地方に行くとその年齢層は一氣に上がります。ということは東京よりも地方の床屋数が減っていくということです。もちろん地方でも若い従業員が働いているところはありますが美容室と比べると圧倒的におじさん率が上がります。(笑)

それではなぜ若い人が少ないのか。その理由を次に書きたいと思います。

なぜ若い人は美容に進むのか

美容室

Q,「なんで美容科にしたの?」

A、「理容科はダサさ満点すぎて、きついでしょ」

僕の知り合いでこう答える人が結構いました。全員がそうでないにしてもこう思って美容科に進む人は多いと思います。若い人から見て美容の方が華があり、オシャレなイメージが定着しているのです。この業界にくる若い人は最初のイメージとして、オシャレで綺麗なお店で自分がかっこよく(かわいく)髪を切っているところを想像します。

それではそのイメージはどうやって定着したのか。

それはTVドラマだったり、街中の綺麗でかっこいいお店をみたり、いろんな要素があると思います。あとはやはりカリスマ美容師という言葉を美容業界が作り世に放ったことではないでしょうか。

暇な床屋

それに比べて理容はどうか。特にTVドラマをやるわけではなく、昔ながらのお店のまま、暇な時は「あ~暇だね~」と言いながら新聞を読んだりしています。しかも外からそのシーンが丸見えのところもあります。そして終いには「昔はご飯も食べれないぐらい繁盛していたの」と過去の栄光に浸って終わる。これじゃ若い人は憧れないでしょうね。(笑)

まあ、少し理容をディスりすぎてしまいましたが大体こんな感じです。

結果的に言いますと、理容は時代についていこうとしませんでした。なんとか大丈夫という安心感を引きずったままきてしまい気づいたときにはもう「アウト~」ということです。

かっこいい床屋

しかし、このまま理容文化が廃れていくのは理容師の僕としても嫌なのでなんとかこれから生き残って、美容に負けないくらいの「かっこいい床屋」を模索していこうと思っています。

次回は僕なりの{これから理容が生き残る道}を考えたので書きたいと思います。

ご精読ありがとうございます。

この記事を書いたライター

ジュイダ
ジュイダ
1986年生まれ。仙台市出身・在住。
あらゆるボケを担当。
趣味:高島礼子とほぼ同じ
特技:二足歩行
あだ名:フランク
病名:大腸むきだし、若年性かかと落とし
好きな子のタイプ:ややおっとり
好きなこがタイプ:はい
好きな子も一応タイプ:はい
タイプが好きな子?:いいえ
尊敬するひと:松本人志・渡部篤郎・
好きな作品:スワロウテイル・おやすみプンプン・ホムンクルス
著書:新種発見!69匹の愉快な生き物図鑑

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