理容師歴10年のスタイリストが語る東京の床屋の接客で大事な3つのポイント

どーもこんにちは。都会の床屋と地方の床屋を経験した奇跡すぎる男、ジュイダです。(どこが奇跡じゃボケ!!)

床屋1

今回の記事は、今まで都会で床屋をやっていたが地元で独立をする人に送る僕なりの感想をまとめたものです。

技術に関してはそれぞれが培ってきたものがあるはずですので、今回は接客についてです。

というかまだ10年そこらのペーペーが技術を語れるほど甘い世界ではないので。。。(あ~恥ずかしや恥ずかしや)

 都会のお客様層と接客の3つの重要ポイント

僕は東京の新橋というサラリーマンの街で床屋をやっていました。やっていたといっても雇われの身ですが。

そこのお店は毎月100人を超えるご新規様が来るほど立地条件がすばらしいところで、夜の時間帯は大体満席という繁盛店でした。

そのお店に来店されるお客様の大半はもちろんスーツという戦闘服を身に着けたサラリーマンの方たちでした。

新橋もそうですが東京のサラリーマンの方たちというのは、全体的に「仕事に追われてる」感が体の隅々から感じ取れます。

サラリーマン

そんなサラリーマンの方たちが一時の休息で訪れるのが、

床屋

ではないかと僕は思います。

満員電車、上司、行き急ぐ人々の足音、そんな周りのものから隔離される世界が床屋なのです。その休息の場所である床屋で僕たち理容師が出来ることといったら、

お客様が待つことなくすぐに休息できるような素早い段取り

お客様にこれ以上ストレスを溜めさせない、むしろストレスが少しでも緩和できるような笑顔での対応

的確なカウンセリング、それを提供出来る安定した技術力

この3つが一番大事なのではないかと思います。(他にも細かいところはありますが)

それでは一つずつ見ていきましょう。

1.お客様が待つことなくすぐに休息できるような段取り

床屋は美容室と違い飛び込み(予約なし)で来店されるお客様が多いことは経験のある方はご存知かと思います。

その飛び込みで来店されるお客様をいかに待ち時間なしでご案内できるかがお客様の満足度、そして売上に繫がると僕は考えています。

予約表

それを実現するためには、「予約の取り方」が肝になるのです。それではどのような予約の取り方が良いのか説明したいと思います。

例)サラリーマンが多く、施術できるイスが5台あるお店の場合

1、一番お客様が集中する時間帯を把握し、同じ時間帯に5台のイスが埋まっていないかの確認。

→平日の場合は大体17時~18時辺りが集中する。やむ終えず5台全てが埋まっている場合はあらかじめスタッフと相談しなるべく早くイスが空くように施術をする。

2、予約の電話がきたら目の前に予約表を置き、お客様のご希望の時間帯が空いているかを確認。

5台すべてが空いている場合→そのまま入れる。

3台が埋まっている場合→残り2台しか席数がないので15分~30分前後ずらしての予約交渉。

この1,2を徹底するだけでもお客様が「この店は混んでいても待たずにやってくれる」と思って頂いたり、売上自体もだいぶ変わってきます。もちろんリピート率にも影響します。

2.お客様にこれ以上ストレスを溜めさせない、むしろストレスが少しでも緩和できるような笑顔での対応

普段バリバリ仕事をしている方は少なからずストレスというものを感じています。そのストレスを床屋にきてもっと溜まってしまった、なんてなったら本末転倒です。

オアシス

ストレスを緩和できれば、床屋は都会のオアシス的な存在となり、必ずリピート率も上がります。

ですから、普段から自然と笑顔が出るように日々の意識づけが必要です。そしてその笑顔をスタッフ間でもするようにすると、お店の雰囲気作りにも良いはずです。

3.的確なカウンセリング、それを提供出来る安定した技術力

お客様をイスにご案内するとまずカウンセリングが始まります。このカウンセリングが実はすごく重要です。

あまり聞きすぎても良くないですし、聞かなすぎてもクレームや事故に繫がります。それでは僕が実際にカウンセリングする時に聞くポイントをいくつか書いておきます。

カタログ

★全体的にどういうスタイルにするかを聞く。この時雑誌の切抜きや、携帯電話の画像があれば大体はそれで終わる。

横と後ろのご希望の長さを聞く。

例えば、、、

・刈り上げるのか

・耳は出すのか、ハッキリ出さないで自然な感じにするのか。

・ツーブロックにするのか   など

前髪はどのくらい切るか

いつもセットはどのようにしているか

今挙げたことを丁寧に聞きながら笑顔で対応することが大事です。他にもあるとは思いますがまずはこの辺りを聞くのが良いでしょう。

その他はカットしながら聞いたりするのがオススメです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
そしてそのカウンセリングを聞いたら、落ち着いたハサミさばきでカットしていきます。
ハサミさばきには日々の訓練や経験が全て表れるので欠かさず練習することが大事でしょう。
お客様はハサミを入れただけですぐに、「こいつ慣れてるな」とか「新人っぽいな」とわかるので過信せずに練習をしていきましょう。(最近あまり練習していないのに偉そうなこと言うな!(笑))
この3つのこと以外にも大事なポイントはたくさんありますが僕はこの3つが最も大事だと思ったので書かせて頂きました。ご精読ありがとうございます。

この記事を書いたライター

ジュイダ
ジュイダ
1986年生まれ。仙台市出身・在住。
あらゆるボケを担当。
趣味:高島礼子とほぼ同じ
特技:二足歩行
あだ名:フランク
病名:大腸むきだし、若年性かかと落とし
好きな子のタイプ:ややおっとり
好きなこがタイプ:はい
好きな子も一応タイプ:はい
タイプが好きな子?:いいえ
尊敬するひと:松本人志・渡部篤郎・
好きな作品:スワロウテイル・おやすみプンプン・ホムンクルス
著書:新種発見!69匹の愉快な生き物図鑑

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