OZROSAURUSがラップする横浜ベイスターズのテーマ曲がカッコイイ理由

この動画を見つけた時、思わず「うおっ」と声が出てしまいました。DeNA粋なことするぜ!

なんと横浜ベイスターズの2017年チームスローガンである「THIS IS MY ERA.」を表現した映像作品の楽曲にOZROSAURUSが起用されているではありませんか!

しかも楽曲も映像もめっちゃカッコイイ。

カッコイイものは紹介せずにはいられない!ということで、今回は野球は好きだけどOZROSAURUSはよく知らない人、もしくはHIPHOPは好きだけど横浜ベイスターズについては疎いという人もこの映像作品を楽しめるように、ちょっとだけ双方の事前知識を共有できればと思い記事を書いていきたいと思います。

両方知ってるよ!お前より詳しいよ!って方もこのアツいコラボを一緒に楽しみましょう。

OZROSAURUSと横浜ベイスターズ この野球×HIPHOPコラボがアツい理由

HIPHOPアーティストOZUROSAURUSの凄さ

OZUROSAURUS(オジロザウルス)は人呼んで「ハマの大怪獣」

横浜を拠点に活動するHIPHOPアーティストです。

その魅力はなんといってもMCであるMACCHOのラップ。

生き様、スキル、リリシズム、フロー、ライヴパフォーマンス、残してきた実績と伝説、どれを取っても日本一を争うラッパーであることにHIPHOP好きならば異論はないはずです。

他のラッパーからのプロップスも絶大で、ZEEBRAが自身のレーベルに呼び、般若がライバルと認め、SEEDAに「MACCHOくんに憧れてラッパーになった」と言わしめ、TOKONA-Xと名曲をいくつも制作し、KREVAとはバチバチのBEEF(当人はビーフを否定しているものの)をする男と記せば、その偉大さが伝わるかと思います。

アルバムはどれもクラシックでハズレなしですが、もしオジロの作品を一つ買ってみようという方がいましたら、Rhyme&BluesのライヴDVDをおすすめします。

そんなオジロザウルスの歌詞には度々横浜が登場します。横浜愛はオジロの楽曲の魅力のひとつともなっています。

とにかく日本のHIPHOPシーンにおいて横浜の代名詞がオジロなのです。

だからこそ、ベイスターズの曲をオジロがやるという事は事件であり、とても納得のいく出来事でもあるわけですね。

生まれかわった横浜ベイスターズ

今回のコラボ映像の冒頭は

“いつからか負けることに慣れちまったのかよ?”

という一文で始まります。

そう、横浜ベイスターズは弱小プロ野球チームの代名詞ともいえるチームでした。(ファンの人すみません!)

2015年まで10年連続Bクラス(4位以下)でくすぶり続け、毎年最下位が指定席となるような、本当に弱い球団だったのです。

球団を出て行く主力選手からは「横浜にいたらダメになると思った」とまで言われてしまうほどでした。

しかし2012年にDeNAが買収して以降、チームは着実に変貌を遂げていきます。

IT業界の若き革命家を球団社長に据えて、お金をかけた補強ではなく、球場の「空気」を変革させることでチームを強くしていく、いわばセオリーと逆行するような手法を用いて弱小から脱したベイスターズは2016年、とうとう10年ぶりにAクラスに浮上したのです。

WBCの主砲としても活躍して日本一のスラッガーといえる筒香選手を筆頭に戦力も充実し、近い将来優勝を争うことも現実味を帯びてきました。

弱きものが富める者(巨人)をなぎ倒していく様はHIPHOPの精神性を体現しているかのようです。

THIS IS MY ERA.

そんな両者の格好良さがシンクロした映像作品です。

この曲のもと、2017年の横浜ベイスターズはどこまで躍進できるでしょうか。

日本シリーズで楽天vs横浜を見たい。(そう、我楽天ファン成り)

この記事を書いたライター

キーユ
キーユ死にかけの不死鳥
1985年生まれ。
ギャグ記事やWEB、音楽、ゲーム、育児などを書いています。
記事制作やレビューのご依頼お待ちしています!ツイッターかお問い合わせからお気軽にご連絡ください。
著書:新種発見!69匹の愉快な生き物図鑑

関連記事

スポンサーリンク
OZROSAURUSがラップする横浜ベイスターズのテーマ曲がカッコイイ理由
この記事をお届けした
樹クリエイションの最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!

シェアする

フォローする