トラックメイキングの名機「MPC」シリーズを簡単にまとめてみました

今朝地震があったのですが、地震そのものよりも直前の地震警報にビックリさせられたラグオです。

その後友人から着信があり、「ビートを作りたいんだよね。ビートを。」と急に言われたので話を聞いたところ、「※トラックメイキングをしたいのでMPCを買おうと思っているんだけどどれがいいの?」という相談をされました。

過去にMPCを使用していたことがあったんですが、そういえば最近は機材とかあまりチェックしていなかったので興味もあるし、この際色々調べてみることにしました。

※ HIPHOPの曲のインスト部分のことをトラック、ビート等と呼ぶ。


MPCって何?

簡単に言えばHIPHOPのビート制作には必須とも言える機材のこと。
サンプラーとして外部から音を取り込み、それをパッドで叩いて鳴らしてリアルタイムに音を組み合わせることが出来る。
ちなみに必須とは書いたが、この機材じゃなくてもHIPHOPの音は作れるし、ぶっちゃけDTMが進化しているのでMPCよりも使いやすいものはたくさんあると思う。
しかしそれでもMPCの持つ機材固有の音質やグルーブ、どっしりとしたHIPHOPを感じるフォルムなど、MPCならではの部分で多くのトラックメイカーに愛されている。
要はHIPHOP界の定番機材


MPCといえばこれ!定番シリーズ

MPCと言えばこれでしょ!と知っている人からすればお馴染みのラインナップから紹介していこうと思います。

ラグオが触ったことのないものもありますが、定番なので評判とかは昔から聞いてある程度知っています。

 MPC-1000

まずはこれ。

その見た目、使いやすさ等からすっかり定番となったマシン。

mpc-1000

MPC-1000

サンプリングのみでBEATを作るのであればこれ一台で十分です。

USBでPCに接続してWAVファイル形式で音の管理も出来ます。

発売した当初はこのマシンが1番コンパクトサイズで持ち運びもしやすく、ライブなんかにも使えます。

MPCシリーズの中で最もオールラウンドなマシンだと思っています。

ちなみに私もこれを使っていました(*^^)v

MPC-2500

1000より少し大きく、少し機能が増えたマシンだと思っています。

持ち運ぶには大きすぎますね。

MPC-2000

MPC-2500

やはりサイズが大きく、使用できるスイッチ類が多い分、操作がしやすいです。

1000と比べるとパッドのサイズも大きい分叩きやすいので、持ち運ぶこともないし快適さを求めたいという人ならこちらがオススメになるかと。

直接CDが焼けるので当時の自分はそこが羨ましかった。。。

MPC-2000

結構古いマシンです。

一昔前のオーディオ機器感満載の見た目にまず惹かれます。

MPC-2000

MPC-2000

だいぶ古い機種ですが、未だに使用する人が多いと思います。

理由はその独特の音の鳴り方です。

このマシンにしか出せない独特な音質やグルーブがあると言われています。

正直これ一台で曲を作るのは無理ではないけどオススメ出来ないです。

このマシンで組んだドラム等を他の機材に取り込んで使うのが今では一般的だと思います。

なのでこれを持っていると通に見られます。

こうした昔の機材は独特の音を持つものが多く、MPCシリーズで言えば他にはMPC-60(初のMPC)、MPC-3000などがあります。

PC等と連携して操作性抜群!最新式MPC

久しぶりにMPCのことを調べたら、どんどん新しいのが出ててビックリしました。

やはり時代に合わせてPCやMacと連携して使うことが前提の作りになっています。

コンピューター上で音の編集が出来るので、管理が楽そうですね。

何よりも価格がだいぶ下がったなーという印象。

MPC-STUDIO

従来のMPCの操作感をそのままに、コンピューターとの連携出来る新しいMPC。

パッドの感触も従来のもの引き継いでいるようで、サイズも持ち運びに適しています。

価格も定価で45000円くらいで購入出来るので初心者にもオススメできます。

MPC-STUDIO

MPC-STUDIO

自分の印象ではMPC-1000の次世代バージョンといったところでしょうか。

Macbookとこれをセットにしてライブしている光景が浮かびます。

MPC-RENAISSANCE

現行で1番多機能なMPC。

とにかくすごいやつと覚えておけばよいでしょう。

MPC-RENAISSANCE

MPC-RENAISSANCE

サイズも大きく1番操作がしやすそうですね。

これならノリノリでバシっ!とパッドを叩けます。

見た目から単体でも動作しそうですがしませんのでご注意を。

高そうですが、意外と10万円しないくらいで買うことが出来ます。

実際にRENAISSANCEを使用して曲を作っているプロモーション動画です。

楽しそうで良いですね(^^)。

MPCの良いところの一つとして、使い方がシリーズ通して共通している部分が多いことです。

ですので、この動画みたいなことがMPCがあれば出来ると思ってもらって大丈夫だと思います。

MPC-ELEMENT

MPC史上最もコンパクト!

しかもiOSアプリと連携するので、iPhoneやiPadと繋げて動作することも出来ます。

MPC-ELEMENT

MPC-ELEMENT

MPCというよりMIDIコントローラーに近い感じですね。

値段も20000円しないくらいで購入できます。

自分はこれが一番欲しいなと思いました。

値段がお手頃なのはもちろん、iOSデバイスと繋いで使用できるというのがすごい楽しそうです。

さすがトラックメイキングをする時はiOSのアプリだけだと厳しいと思いますが、コンピューターと連携すれば可能でしょう。

場所を選ばず気軽に音遊びをするには最高のMPCだと思います。


まとめ

やはり今はDTMが主流となっていますし、値段も低く設定されているので従来のものより最新式のほうが今から買うならオススメかもしれません。

ただ、従来のMPCは単体で動作するし、発する音のパワーも魅力的だったりもします。(なによりMPC感がかっこいい)

とりあえず自分はMPC-1000は持っているので(壊れてるけど)、次買うならやはりELEMENTかSTUDIOが欲しいなと思いました。

あぁ〜本当欲しい。。。調べるんじゃなかった(^_^;)

この記事を書いたライター

ラグオ
ラグオ
BlackMusicを中心とした音楽馬鹿。仕事は独学で始めたWebデザイナー。
樹クリエイションではガジェットやDTM関連、音楽関係の記事を執筆。
お笑いではツッコミに美学を感じるタイプ。

関連記事

スポンサーリンク
トラックメイキングの名機「MPC」シリーズを簡単にまとめてみました
この記事をお届けした
樹クリエイションの最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!

シェアする

フォローする