2014年凱旋門賞の見所と日本出走馬のドラマ②ジャスタウェイとハーツクライの物語

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ちす!

「育ての親のペガサスに縞模様のラクガキをするワル」こと樹クリエイションのキーユです。

さて、前回に引き続き凱旋門賞の話題です。

ハープスターに続いてジャスタウェイの物語です。

ジャスタウェイと父ハーツクライ

ジャスタウェイの持つドラマ性を引き立てるために、お父さんのハーツクライという馬について説明します。

2005年冬、無敵の進軍を続けていた無敗の3冠馬ディープインパクトに初めて黒星を付けたことで一般層にも名を知られている馬です。

ヒーローを倒したヒール・エンターテイナーの名前が「ハーツクライ」ってなんだかオシャレですよね。

↑競馬場全体の「ディープが勝つに決まってる」という雰囲気がぶち壊れる様は、もはや芸術的なほどの美しさを帯びています。(ディープを批判したいわけじゃないです、念のため)

当時は鞍上のルメール騎手の奇策(いつも後方からレースを進めるハーツを前の方から行かせた)もあって若干フロック扱いする雰囲気もありました。

しかし、この後ハーツクライはとんでもなく強い馬になっていきます。

まずはディープを倒した翌年の3月、ドバイでのレースです。

ぶっちぎりもぶっちぎり。

このドバイシーマクラシックというレースは凱旋門賞に並ぶ一大フェスティバル、ドバイワールドカップデーのうちの一つで、千切っている相手はウィジャボードなど当時の世界中の超一流馬です。

そして続いて出走したイギリスのキングジョージ&クイーンエリザベスS。(レースのスタートは17:52あたり)

日本代表のハーツクライ。

ドバイの王族所有のエレクトロキューショニスト。

前年の凱旋門賞馬でヨーロッパ最強馬ハリケーンラン。

3頭による火の出るような戦いはこの年の年間世界ベストレースと言われています。

結果は3着に負けましたが、個人的にこのハーツクライのキングジョージが日本の馬が世界の頂に最も近づいた瞬間だと思っています。

ちなみにこの激闘後エレクトロキューショニストは死亡、ハーツクライは故障、ハリケーンランも大スランプになるなど「死のサバイバルレース」だったといわれることもあったりします。

ハーツクライは引退後種牡馬になりますが、その代表産駒がジャスタウェイになります。

父子の紡ぐ数奇な運命

ジャスタウェイもデビューから才能を垣間見せてはいましたが、彼を一躍スターダムに押し上げたのは2013年天皇賞秋でしょう。

ディープインパクトの代表産駒である三冠馬ジェンティルドンナに人気が集まり、まだG1を勝った事もないジャスタウェイは伏兵扱いでした。

しかし直線、超ハイペースを2番手で追いかけたジェンティルドンナを軽やかに抜き去るジャスタウェイ。

この、勝って当たり前の雰囲気が破綻する様は実に美し・・・、あれ??デジャヴ!?

そう、こんなことが起こるから競馬はドラマチックなのです。

3冠馬ディープインパクトの娘ジェンティルドンナもまた3冠馬となり、大本命で迎えた大一番で父ディープ唯一の宿敵ハーツの息子に負けてしまう。

なんて数奇で、ドラマチックなのでしょう・・・。

そしてこのジャスタウェイも父ハーツと同じくドバイで圧勝します。

しかも世界競馬史に残るクソ独走!世界の舞台でここまでのぶっちぎりはお目にかかれません。

この勝利でジャスタウェイは日本産まれのサラブレッドとしては歴代最高、現役では世界一のレーティング(競走馬の強さを数値化したような指数)が付けられます。

そして世界一の肩書きを引っさげて帰国して迎えた安田記念。

雨でドロドロになったバッドコンディションに苦しみながら、驚異的な底力でグランプリボスをねじ伏せてG1三勝目。

世界一の肩書きはダテじゃありません。

輝かしい実績を手に入れて迎える凱旋門賞。

そこにはまた、ディープインパクトの娘がいます。

世界一の舞台で、抜け出したハープスターをジャスタウェイが追いかける、なんて展開になったら・・・。

ディープとハーツの因縁から続く終わり無き物語(100年後も血は残りますからね)は、フランスの地で一つの到達点を迎えることでしょう!

あぁ!ワクワクしておしっこ出ちゃう!!

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