皆さん、構築してますか?素敵な人間関係。
倒置法で記事を書き出してみました。「誰も僕を分かってくれない」というセリフをオウムに覚えさせてニヤつく男、樹クリエイションのキーユです。
この記事の目次
コミュニケーションにおける深刻なキャッチャー不足!ならばそれを逆手に取るしかない!
さて、早速ですが人間関係ってダルいですよね♪
僕も人より犬の方が好きです。自分以外全員犬(出来ればテリア)だったらいいのにって思いますし、来年の七夕でその願いを短冊に書く予定です。
しかし楽しく生きていくためには人とうまくやっていかなければいきません。
仕事で成果を出すためにも円滑なコミュニケーションは必須です。
そこで今回は誰でも今すぐに始められる簡単な「聞き上手大作戦’14」によって「人から(まあまあ)信頼されるびじねすぱーそん」になる方法をさっき考え付いたので大公開しちゃいます!
世の中はピッチャーだらけ、ボール余りまくり
人間関係がめんどくさいのは何故でしょうか。
それを紐解くカギが文化人類学に詳しいバベチバベッチ教授(伊 1936~1938)の名言の中にありましたのでご紹介します。
「人はみな自分の話ばっかりしたいかまってちゃんである。俺もだ。このセリフもかまってもらうために言ってるんだ」
この説には僕も納得です。
僕と奥さんとの夫婦ゲンカの8割は
「わたしの話聞いてない」
「お前いつも俺に話聞いてないって言うクセに今超興味無さそうだったぞ、でも好きだ。」
というやり取りで占められます。
そして実社会ではこんな夫婦の小さなバトルなんて比較にならないくらい「話を聞いてほしい」という承認欲求が渦巻きまくっています。
そう、よく会話はキャッチボールだなんて言われますが、キャッチボールだるい!ずっと投げる側でいたい!という素直すぎる人の性が暴走し、一方的にボールを投げることが普遍的になりつつあると感じます。
恥ずかしながら僕もぶっちゃけあんまり人の話に興味ありませんし、出来れば自慢してたいという気持ちを持っています。
そしてまた、昨今の情報社会はピッチャーの供給過多に拍車をかけたんじゃないでしょうか。
フェイスブックで食った飯やら旅行の風景を投稿し、twitterで自分の意見を誰にともなく呟き、2ちゃんねるで暴言を吐く。ちょっと脱線しますが日本人のブログ開設数は世界1だそうです。
誰もがマウンドに立てる機会を得て、投げる快感を味わうようになりました。
そしてピッチャーばかり増えた結果、誰にも拾われず隅に追いやられたボールたちも大量発生しています。
そして人は飢えています。ボールを受けてもらうことに。
キャッチャーならすぐレギュラー
そこでオススメなのがいっそキャッチャーになってしまうことです。
「自分の話を聞いてもらいたい」という切実な感情は誰もが持っています。
誰だってマウンドで剛速球を投げたいものですが、ブルペンには長蛇の列。
しかもこれだけ投手ばかり溢れていては、投げても投げても他のボールに当たって空しく転がってしまうのが関の山です。
さらに、ピッチングの数だけ「知らねーよ!」「興味ねーよ!」というバッティングも生まれるので、ピッチャーはハートが強くないと自分が傷ついちゃいます。
では、誰もやりたがらないキャッチャーから始めてみるのはどうでしょう。
ボールが飛んでくるところに座ってるだけでいいので何のスキルもいりませんし、そこには常に需要があります。
人と話すのが苦手だったり口下手、適当、軽薄だという自覚がある人ほどキャッチャーとしての資質が秘められていると思うのでオススメです。
今回は「仕事上だけキャッチャーになり成果に繋げる」という仮定で話を進めます。
トークスキルより洞察力を磨く
まずは球拾いからやりましょう。
1対1の対話でも複数であっても会話の最中には必ず小さな間が開きます。
会話のポケットともいうべきその間に
「はい」「なるほどぉ」「そうなんですかぁ~」「えー竜巻操れるんですかぁ⁉︎」
などのそれっぽいリアクションを打っておきます。
大袈裟でなく、さりげないやつで十分です。リアクションで存在感を出すことが目的でなく相手を心地よくさせるための相槌だからです。
潜在意識の中に「こいつに話すのは気持ち良いな」と刻みつけられればこっちのものです。
次回またそのピッチャーの自己顕示欲が湧いてきたときにキャッチャーに選んで貰える可能性がアップしたはずです。
これをいろーんなところ実践していくと、使える相槌使えない相槌や相手によって好きな頷き方が分かってきます。
この人はオーバーリアクション嫌いっぽいなとか、この人は立て続けに投げるタイプだから相槌は減らして黙々と受けた後ナイスピッチングって言っとこうとか、そんな具合です。
またこの作戦は使う人のキャラにも大きく左右されるので、自分にあったリアクションも見えてくるはずです。
無理なく、あくまで自分の中にある言葉と温度での反応を心がけると疲れずにすみます。
そうして、とりあえず色んなパターンの頷きと相槌を日々編み出していくのです。
継続は力なりといいますが、何ヶ月も何年も聞き手である事を意識していると相槌だけではなく相手が望むセリフも分かってきます。
嫌味じゃない褒め方も勝手に身につくでしょう。
投手のクセを読めるようになるというわけです。
すると、不思議なことに仕事も上手くいき始めるはずです。
良く話を聞いてくれる人にはついつい仕事上の奥義を伝えてしまう、あるいは仕事そのものを振りたくなるものです。
また、上司や同僚からも信頼されとくと色々仕事で使える情報を教えて貰えます。
社交性やトークにまつわる心理学なんかはどうせみんな磨いているので元々備わっていない場合いくら磨いても埋もれてしまいます。
それならば競合が少ない分野を磨いてみるのもゴンザレス!(注:また一興、の意)
キャッチャーになることのメリット
良いキャッチャーを目指すと、仕事がうまくいく他にもメリットがあります。
まず、相手への理解が深まります。
対人関係のストレスの大部分は自分と他人との相違点が原因です。
ピッチャーの球を受け続けることでその投手は何を好み何を嫌うのか、性格のクセ、歴史を知ることができますので自分との相違点も分かります。
当然共通点も見えてきますので相手に親近感を抱き好きになれます。
たとえ好きになれなくとも対処法が分かっていると何かと便利です。
異なる価値観の勉強にもなりますし、イケてる人のセリフを丸パクリすることも可能です。
また、面白い矛盾点などを探しておいて、自分がピッチャーになった時に笑いを取れるかもしれません。
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気をつけること
あんまりキャッチャーに染まりすぎると己の本音がわからなくなるので本音を話せる家族恋人友人を大事にしましょう!
それから同意や共感をオーバーにしすぎると相手によっては逆効果になることもあります。
特に男性は理解してほしいけど理解したフリをされるのは嫌いという繊細さを持っています。
親身になってるつもりは時に危険なのでご注意を。
あと途中でキャッチャーを辞める時は慎重に!僕は会社で急に自分の意見を主張しだしたら「お前最近生意気になったけどなんかあったのか?」って言われたことあります。
いえ、これが正体です!お疲れ様です失礼します!
そんなこんなで会話のキャッチャー不足はまだまだ深刻ですが、だからこそ需要があるんじゃないかという話でした〜!
ちょっと抽象的な気もするので今度タイプ別に有用なリアクションとか喜ぶセリフの記事も書いてみたいと思います。
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この記事を書いたライター
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1985年生まれ。
ギャグ記事やWEB、音楽、ゲーム、育児などを書いています。
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著書:新種発見!69匹の愉快な生き物図鑑
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