こんにちわ(^^)
東北も段々と春らしい気候になってきました。
雪山で快適にスノーボードで華麗にトリックを決められなくなるのかと思うと寂しくなってきてしまいます。(技なんて呼べるものはほとんど出来ないけどな)
前回に引き続き、今回は部屋を退去する時や入居する時に気をつけるべきことをまとめてみようと思います。
今住んでいる部屋を退去する時に気をつけるべきこと
さて、ここからが内装業をやっているからこそお伝えできる事が多いと言えます。
不動産屋さんは工事したがり!?
まず前提として賃貸の不動産仲介を行っている不動産屋さんは、部屋の維持、原状回復にかかる費用をオーナーから出してもらい、そのお金で工事する業者に作業を依頼するというのが一般的な流れになっています。
工事業者に見積もりを出してもらい、そこにマージンを乗せてオーナーに請求するわけです。
賃貸の管理で利益が上がるのがこのマージンの部分になるわけですね。
ということは、工事の規模(または費用)が大きければ大きいほど、不動産屋の利益になりやすいということです。
このことから言えるのは、「なるべく原状回復で工事する箇所は増やしたい」というのが不動産屋さんの本音と言えると思うんですね。
退去時はここに気をつけよう!!
部屋を出る際は、不動産屋さんが立ち会ってどこを直すか確認するパターンが多いと思いますが、立会が無いパターンをラグオは過去3回ほど経験しています。
立会いがある場合、何を工事して大体どれくらい費用がかかるのか分かりやすいのである程度安心だと思います。
入居時の状態を写真などで保存してあれば、工事箇所の相談もしやすいのでオススメです。
立会する時までにある程度部屋を綺麗にしておくとクリーニング費用が抑えられることもあります。
これはクリーニングを業者に頼む場合と、大家さんなどが自分でやって済ます場合があり、やはり汚い状態だと業者に発注してその分料金がかかってしまうからです。
敷金は大体は余るもの!請求することを忘れずに!!
さて、入居する時って結構お金がかかりますよね。家賃だけでなく敷金と礼金が2ヶ月分かかるのが一般的だと思います。(たまに1ヶ月、または両方ともない場合もありますが)
礼金というのは不動産屋さんに払うお金らしいです。
敷金は部屋を出る際にかかる原状回復費用を、予め預かっておくという形で発生するお金です。
つまり、原状回復にかかる費用が敷金の額以内で収まれば残りのお金は返ってくるんですね。
「そのくらいのこと知ってるよ〜」
という声が聞こえてきそうですが、意外とこの「敷金」の存在を忘れている人もいるんじゃないかと思うんです。
先ほど、退去時に立ち会いが無かったことがあると書きました。
その時って敷金の話も出ないのですっかり自分の中で忘れてしまっていたんです。
引っ越してから数ヶ月経ってからも敷金についての連絡はなく、ふと思い出した時に前の部屋の不動産屋に連絡をしました。
私「以前〜号室に住んでいたものですが、敷金って残らなかったんですかね?」
不動産屋さん「あ、そうなんですね。少々お待ちくださいね。。。」(この時点で面倒くさそう)
「え〜と、工事費用が〜円でしたので〜円残りました。こちらお返しします」
とのこと・・・・・。
皆さんお分かりでしょうか?
これって自分から連絡入れていなかったら、敷金返ってきていないですよね。
しかも立ち会いもしていないのでどんな工事をしたかも知らされていないわけです。
過去にこういうパターンを経験しているので、敷金の請求をすることは絶対に忘れてはいけません。
たまたま自分が当たった業者がそういうところだったのかも知れませんが、二回ほど経験しているので割りと多いんじゃないかなという印象です。
あと、やはりしっかり立ち会いをしてどこを工事するか、これはもともと壊れていたとかを確認するべきですね。
自分の場合は「工事で〜円かかった」と一方的に言われるしかなかったので、やはり立ち会いは希望するべきだったなと思います。
入居時に気をつけるべき、やっておくべきこと
さて、今度を入居するときに気をつけるべきことを書いてみようと思いますが、これは退去時のことと連結して考えればすぐ分かるかと思います。
まず入居時の部屋の状態は写真などでしっかり保存しておきましょう。
これは、例えば先々退去する時にもともと壊れていたり、汚れていた壁紙の分まで請求されることを防ぐためです。
先述の通り、不動産屋さんは少しでも工事する箇所を増やしたいと考えているからです。
あとは、入居した時はご近所さんへの挨拶を忘れないようにしましょう。
これ何でも無いことのようにも思えるんですが私は結構重要だと思っています。
しっかり挨拶をしておくことで印象は少しでも良くなると思いますし、どんな人が周りに住んでいるかも簡単に知ることが出来ます。
少しでもコミュニケーションを取れる状態にしておいたほうが、ご近所トラブルも起きにくくなりますし、本来なら苦情が来てもおかしくないことでも多めに見てくれることだってあるでしょう。
以上、退去や入居について気をつけるべきことを自分の経験や内装屋だからこそ知り得る情報からまとめてみました。
もちろんこれが絶対正解だとは思いませんが、部屋を探す際などの参考になれば幸いです。
ご精読ありがとうございました。