インド旅行記③〜デリー編2

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デリー2日目。

朝早く目覚めた私とA君は、ホテルを9時くらいに出た。行き先はとりあえず、デリーを観光するということで2人の意見は一致し、

ホテルから近い駅へ向かった。
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駅に着き切符を購入。切符と言っても日本みたいな硬い紙ではなく、おもちゃのコインみたいなものだった。どこまで行くかは決めてなかったので、電車に乗りながらいい感じのところで降りようと思っていた。pjhg@g&

少しハイテク感が漂っている駅で2人は降りた。地下だったので地上を目指した。2人とも仲がいいのだが、あまり会話はなく、そのまま外へ。

外へ出ると、まるで東京の原宿か新宿並みの、人、人、牛、人だった。あたりを見回してもアジア系は私たち2人だけだった。そう、インドへ来てまだ2日目だが、空港以外で日本人はおろか、外国人の姿があまりp見当たらない。悪いニュースのせいなのか?、はたまた、偶然なのか?それはわからなかったが、外国人の姿は決して多くはなかった。

よし!どうする?とりあえず歩くか!と2人は歩きだした。私は日本から持ってきていた、地球の歩き方のインド版を持っていたので、それを見ながら歩いていた。だが、本を見ていると急に、A君が、
「おい、そんなん見て歩くな!完全に舐められるか_ら!しかも俺達観光客ですのでどうぞカモってください!って言ってるようなもんでしょ?」

と険しい顔で言ってきた。私は、
「いや、でもここ自体わかんねえし、これからどうすんの?」
と返すと、A君は、
「わかんねえけど、本広げるよりマシだろ?」

私はここでケンカするのもなんだから、言い返さず、そのまま本をバックパックにしまった。内心では、「いや、本読んでなくても完全に観光客って普通にバレてるし、なんやねん!しかもほんとにここがどこかわかってないのにどうすんのかや?」
と少し不安な気持ちだった。

辺りは全てインド人らしき人達、牛、リキシャ、バイク、ボロボロの車、で私たちは適当に15分くらい歩いた。もちろん背中には45ℓのバックパックを背負いながら。
とりあえず、2人で相談して、メインバザールというとこに行くことになった。
ただし、歩いてはなかなか行けないのではないかと思い、リキシャに乗っていこうとなった。リキシャというのは、前に一輪、後ろ二輪で、その二輪の上に座席が付いている乗り物だった。決して乗り心地はよくない。
バックパックもあり、二台のリキシャに声を掛けた。
「We want to go mainbazarl!」と不慣れな英語で話し掛け、相手は「Ok!Ok!」と返答。初体験のリキシャに乗りメインバザールへ向かった。

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リキシャに乗っていると、大きな橋を渡った。ちょうど登り始めた頃、私たちを乗せたリキシャの運転手2人が、なにやら話しながら相談みたいな会話をしていた。
私たちはあまり気にせずリキシャに揺られながら景色を堪能していた。
橋を渡り切り、少し走ったのちリキシャは変な路地に入り、そこでリキシャは止まった。
「え?ここがメインバザール?まじ?」
と思いながら運転手と価格の交渉になった。私はとりあえず安く済ませたく、お決まりの、「How much?」から切り出した。
相手は「100ルピー」とナメック語らしき言葉で言ってきたので、
「No! ! Very expensive! Price down!」 と、得意の手話付きのナメック語で返した。
そういうやりとりが続き、結局30ルピーぐらいまで粘った。日本円で60円くらい。ルピーは大体二倍にすれば日本円になる。
私たちは内心、ほんとにここがメインバザール?と思いながら路地を出て大きな道に出た。疑心暗鬼のまま歩いていると、眼鏡をかけたインド人が私たちと同じ方向へ歩きながら話し掛けてきた。
内容は、「おまえら日本人か?地震は大丈夫だったか?津波すごかっただろ?」と、まるでこの人が津波を起こした張本人ではないか?というぐらいの口調だった。
話していると私は
「でもこいつはなかなかいい奴なんじゃないか?かなり地震のことも詳しいし、日本についての知識も今まで会ったインド人よりはあるしな。でもまだ2日目であんまインド人自体と話してねえしな。まあ、でも大丈夫そうだな。」
と少し心を許しながら話していた。A君は会話には入ってこない。前を1人でテクテク歩いている。

歩き始めて10分くらいして、A君が、
「ちょっと一服しようぜ」と言ってきたので道路の脇に行きしばし一服タイムに突入。さっきまで話していた眼鏡のインド人はまだ私と話そうとしていて、持っていた地球の歩き方を見せてくれ、と言ってきた。私は見せながら、ここはメインバザールか?と尋ねたら、
「ここはメインバザールじゃない!今はここだから、メインバザールまではバスで行ったほうがいい。バス停は知ってるから着いて来い!」

と言ってきた。私は、こいつまじいい奴だわ!と思いながらA君にバス停に行こうぜ!と言った。しかし、A君は
「お前、あいつのこと信用すんな!絶対ウソだから!結局リキシャのやつらもわざとここに連れてきたっしょ?どう見てもメインバザールちゃうやん!シカトして行こうぜ!」

私は、

「いやこいつは大丈夫そうだからバス停まで行こうぜ!大丈夫だって!」

A君は、

「お前騙されてっから!信用すんな!だからさっきのリキシャにもこんなとこ連れてこられたんだって!アホじゃねえの?!!」

とかなりキレてきた。私も、
「いやさっきのはお前も信用して乗ったっしょ?お前もアホでしょ?!」

と、周りが全員インド人の中、日本語で喧嘩してしまい、A君は歩き出してしまった。かなり大声だったので、歩いているインド人がこちらを凝視している。私はその目を見て、確かに信用しないほういいかも!と思いA君に付いてった。
2人共気まずい空気になりながら、歩いていると、A君が、
「さっき子供の死体が普通にあった。ここは多分スラム街だわ、早く出るぞ!」
とゲンゴロウみたいな顔つきで言ってきた。
私は一瞬ゾクってなり、
「それは、ヤバイ、早く出よう」と言い、2人の足は急ぎ足になった。
歩きながら辺りを見渡してみると、家なのか、ゴミ山なのかわからないとこで、6人くらいの家族が住んでいて、子供は下半身は何も着てなく、あきらか貧しい土地だった。なるべく目を合わせないよう歩いた。なぜなら目を合わせると話し掛けてこられそうで怖かったからだ。

なんとか駅を見つけ私たちは電車に飛び乗った。

デリー2日目、こんなんであと二週間大丈夫か?と思いながら電車から見えるデリーの街を眺めていた。

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この記事を書いた人

ジュイダ
1986年生まれ。仙台市出身・在住。
あらゆるボケを担当。
趣味:高島礼子とほぼ同じ
特技:二足歩行
あだ名:フランク
病名:大腸むきだし、若年性かかと落とし
好きな子のタイプ:ややおっとり
好きなこがタイプ:はい
好きな子も一応タイプ:はい
タイプが好きな子?:いいえ
尊敬するひと:松本人志・渡部篤郎・
好きな作品:スワロウテイル・おやすみプンプン・ホムンクルス
著書:新種発見!69匹の愉快な生き物図鑑
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