Kさんから瞑想の話を聞いたあと散歩をしていると、たくさんのインド人が、ガンジス川で水浴びなのか、朝シャンなのか、それともドMなのかわからないが気持ち良く身体を洗ったりしている。
ガンジス川で朝シャンする人々を見ていると、入りたくなってくる。
その光景を見ていると私も暑さのあまりガンジス川に入りたくなってきた。
ということで、タオルを買いに行こう!と決めた。
露店などがひしめき合っている場所まで、お尻をブリブリさせながら気持ち良く歩いた。
と、その行く途中で、路上に座っている老人たちを見たら、何やらインドのよくわからない食べ物を食べていた。
しかし!!
その食べている人の半径50cm以内に、
う○こ???!!
え??!
私は、こんなんになった。
まじか〜〜。
さ、気を取り直してタオルタオル♪
私は露店がひしめき合う路地に入り、
タオルと、ちょっとしたシャツみたいなものを購入し、再び久美子ハウスまで戻った。
シャンプー、リンス、ボデーソープ、そしてタオルを手にし、目の前のガンジス川まで降りた。
「よし、入るか!!」
私はその場で脱いだ。もちろんエックス脱ぎで。
全裸になった私は足からゆっくりと入ろうとしたが、面倒臭くなり、途中から飛びこんだ。
「うわ〜まじ気持ちいい!最高!しかも汚いとかあんまわかんねえし!」
と、拡声器で言ったが、誰も聞いていなかった。
でも本当にクソ暑い中の川は最高に気持ちいいもんだ。
確かに死体、牛、洗濯、様々な菌類が混ざり合っている川だが、入ってしまえばこっちのもん。
日本で毎日綺麗なお湯に浸かっている綺麗好きな日本人からしたら、あり得ないかもしれないが、
人生一度だったらこんぐらいやったほうが楽しい!
と私は思う。
神聖な川だからとかっていうレベルの話じゃない。
楽しい思い出になるやん!!
ただそれだけ。
ま、日本に居たらわからなかっただろう。この感覚は。
私は少し泳いだ。あんまり泳ぎは得意ではないが、クロールでその辺を泳ぎ、その後、シャンプーし、ボデーソープで洗い、そのまま流した。
あの時のクロールは私の人生でもTOP17ぐらいには入るぐらい真剣に泳いだ。
水も少し飲んでしまった。
しかし、大丈夫だろうと思い全く気にしなかった。
(後でがっつり飲むことになる)
沐浴して、すごい気持ちのよい気分になった私は、その足でヴァラナシの人達と仲良くなりたいと思い、その辺でピーナッツを売っているインド人に話しかけた。
保田圭のフリをして。
すると、相手も保田圭のことが好きなのか、すごい仲良くなってしまった。私の下手な英語をちゃんと聞いてくれ、ゆっくりとわかりやすい英語で答えてくれる。
やはり、保田圭は世界共通なのだろう。
インド人が、保田圭知っとるかーい!!
と、突っ込みを入れたくなるがそこは気にしない気にしない。
私はこのおっちゃんが大好きになった。*1
*1→決してゲイではありません。
気付いたら二時間ぐらい話していた。この時間を改めて考えると、
今、すげーいい時間を過ごしてるんだな。
日本でこんなゆったり、道で仲良くなった人と話せる機会なんてない。
インド、ヴァラナシでの1日はすごくslowlyで、時間を考えずにほんとに自分を解放できる時間を与えられている。ありがとう!!
という気になってきた。
こんなことを思いながらPEACEな気持ちになり、私は部屋でガンジスの夕日と、この生活の素晴らしさに少し酔いながら日本のことを考えていた。
「やっぱ、来てよかったわーー!!!」
ヴァラナシに来てまだ2日目。
私は鳥になった。
この記事を書いたライター
-
1986年生まれ。仙台市出身・在住。
あらゆるボケを担当。
趣味:高島礼子とほぼ同じ
特技:二足歩行
あだ名:フランク
病名:大腸むきだし、若年性かかと落とし
好きな子のタイプ:ややおっとり
好きなこがタイプ:はい
好きな子も一応タイプ:はい
タイプが好きな子?:いいえ
尊敬するひと:松本人志・渡部篤郎・
好きな作品:スワロウテイル・おやすみプンプン・ホムンクルス
著書:新種発見!69匹の愉快な生き物図鑑