ヴァラナシ3日目。
朝5時に目覚め、私は布だけを持ち、久美子ハウスの下の階段の踊り場あたりで、瞑想を始めた。
Kさんの言うとおりに足を組み、目を瞑り、頭の天頂部に意識を持っていった。
瞑想を試してみた。あと海外なら下ネタを大声で話せることを大発見した!
すると、なんとなくだが、意識を集中させることができた。次に眉毛あたりから口まで意識を移動させようとしたが、
やはり!
難しく、眉毛、鼻、口と部分部分でしか意識をもっていくことができなかった。
その調子で手の指先までゆっくり部分部分で移動をしていったが、すごい疲れた気分になった。
心の中で、
「まじキツイ。疲れるわ〜。ってか一服してー!!ほんまにこんなんずっとやってたら心身共にやられんでしかし!!」
なんてことを思ったが、そこは我慢した。
それにしても、私は集中力がかけてんな〜と思った。頭の中ではいろんなことが映像として走馬灯のように浮かんできた。
自分の性癖のこと
自分の肌の色が確実に東南アジア系であること</
そんな邪念が頭の中を駆け巡っている中、私は意識をなんとか集中させ、足のつま先まで移動させ、また頭の天頂部まで戻った。
それを何回か繰り返した。気づいたら2匹の野犬が私の足元で寝そべってきて、私と寄り添うような形になった。
かの有名なブッダ(ゴーダマ・シッダールタ)も手塚治虫のマンガでは、沢山の動物達が寄り添ってきていたが、その類いなのだろうか?
絶対に、偶然!!
瞑想を始めて一時間くらい経ったあたりで私は、そろそろか。と、限界が来た私は、その場からすぐ部屋に戻り、タバコを吸った。
まじで、クソ野郎。
その言葉が1番合ってる気がした。
ほんとに集中力がない私こそ、この瞑想が必要なんだと改めて思った。
瞑想を終えた私は、A君とYさんを誘い、朝のヒーコーTIMEに出掛けた。
ちょうど近くにヒーコーが飲めるお店があったので、そこで一杯頼み、3人でモーニングべしゃり場を開催した。
簡単に言うと、普通の会話だ。
男3人が話し始めると、やはり話は下ネタに走る傾向が強い。
しかし、ここで気づいたことがあった。
それは、日本語で下ネタを話しても近くの人は何を話してるかわからないということ。
私たち3人は、はじけた。
内容はここでは言えないレベルだった。しかし普通の声のトーンで喋っているが、周りには理解されない。
これは意外に、
めっちゃ気持ちいい!!
日本のカフェで話すとまずいことも海外だとこんなに気持ちよく話せること。
私はまたインドで一つ学んだ。
この記事を書いたライター
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1986年生まれ。仙台市出身・在住。
あらゆるボケを担当。
趣味:高島礼子とほぼ同じ
特技:二足歩行
あだ名:フランク
病名:大腸むきだし、若年性かかと落とし
好きな子のタイプ:ややおっとり
好きなこがタイプ:はい
好きな子も一応タイプ:はい
タイプが好きな子?:いいえ
尊敬するひと:松本人志・渡部篤郎・
好きな作品:スワロウテイル・おやすみプンプン・ホムンクルス
著書:新種発見!69匹の愉快な生き物図鑑