四国・瀬戸内海旅行記2日目 「直島」世界を惹き付けるアート島の魅力と3つの穴場

2日目は、今回の旅行で一番楽しみにしていたといってもいい「アートの島」直島の観光です。

定番スポットに加え、ガイドブックには載っていない穴場を3つほどご紹介したいと思います!

島々の位置関係とフェリー

まず、本題に入る前に直島を含めた瀬戸内海の島々・岡山県・香川県の位置関係をご覧下さい。

島と周囲の地図

左の青っぽく塗られている島が直島です。

ちなみにこの地図はベネッセアートサイト直島さんのホームページ上のものです。

ベネッセアートサイトとは、瀬戸内海の島々を舞台にアート活動を展開している企業・財団法人の総称(上記サイトから引用)。

・・・今知りました。(え?)

上記のサイトにフェリーの時刻表も載っています。高松港から直島までのフェリーは片道大人520円。(通常期)

高速船なら片道25分、高速じゃなくても50分でアクセスすることが出来ます。

いざ直島へ

早起きして早速港へ向かいます。

泊まっていたホテルが繁華街の近い瓦町という駅から徒歩15分弱のところでしたので、歩いて瓦町駅に向かい、そこから電車で2駅「高松築港」で下車。

写真 2014-09-13 8 27 01

港は高松駅のすぐ側でした。朝に見てもきれいな市街地です。

そして少し歩くと港に到着。

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海の匂い。

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空は快晴、海は奇麗で潮風が気持ちいい。

最高な気分で船を待ちます。

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来ました!ゴーイングメリー号!

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さらば高松!さらばマドモアゼル!

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両サイドに島々が見え、漁師さんらしき船ともすれ違います。

北海道ではお目にかかれない光景に躍る心。

それにしも、この船速い!目が開かないくらいのスピード感はジェットコースターみたいでした。

カツラ被ってこなくて良かった〜。と安堵していると、直島が見えてきました。

写真 2014-09-13 9 35 03

きゃー素敵!

僕の中の乙女な妖精が歓声をあげます。

島に着くと同じ船に乗っていた方達は自転車に乗ったりバスに乗ったりして思い思いの旅を始めました。

僕たちはというと

直島

こちらが直島の地図なのですが、高松からのフェリーは画像左上の「宮浦港」に着きます。

そして宮浦から画像右上の「本村港周辺」を目指し左回りに自転車やバスで移動するのが定番とのことでした。

しかし我が家の下調べクイーンと呼ばれているウチの奥さんの案により、僕たちは定番と逆の時計回りで画像中央下の「地中美術館」を最初に回ってしまおうということになっていました。

トコトコと歩き出すこと15分。「ナイス下調べクイーン!」と叫びたくなる素晴らしいロケーションが姿を表します。

写真 2014-09-13 9 52 41

砂浜。

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絶景。

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青い海。

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そして上れるところ。

最高じゃないすか!

意表を突いた南国のリゾート感にニコニコする僕。

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とりあえず冥王星に向かってガッツポーズ!

おじいちゃん、元気!?

ここが穴場スポットその①貝が密談する丘です

ちなみにここは上にも記しましたが宮浦港から地中美術館方向への道のりの途中にあります。

水着を持参すれば貸し切りビーチにもなると思います。念のためご参考まで。(さすがにこの時期はクラゲ軍団がいました)

心の中でこのプランを考えてくれた嫁に感謝しつつ、それが悟られないように当たり前だといわんばかりの表情で坂を上っていきます。

すると見えてきました地中美術館。

地中美術館

30度近い日差しの中を汗だくになりながら歩き辿り着いた直島のメイン・スポットの一角、地中美術館。

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その名の通り大半が地中に建築され、公式コンセプトによるとアーティストと建築家が構想をぶつけ合いながら作り上げたそうです。

料金は2060円で予約も出来ます。詳細はホームページでご確認下さい。

混雑時には中に入れないこともあるというこちらの美術館ですが、噂通りまだ朝の部にも関わらず中々の混みっぷり。

館内撮影禁止なのが残念なのですが、安藤忠雄氏設計のこの建物は「え!?そこに空洞あるのになんで崩れないの!?」というような仕掛けが散りばめられています。

散りばめられてるなぁと感心しながらまずはクロード・モネの作品の列に並びます。

待つ事20分、ようやくジグザグな入り口を経て展示場所へ。

真っ白い壁面に飾られた大きな青い絵。

わぁ〜、すごーい・・・・。(やべえ、美術鑑賞中の表情が分からない)



「これ絵の具?」

沈黙に耐えかねて嫁に聞いてみます。

「油絵じゃない?」

へぇ。

そうです。そんなことも分からないくらい僕は美術に疎いのです。

・・・・・・・・・。

「行くか。」

とても奇麗な青い絵でした。

外に出ると残る二つの展示にも長蛇の列が・・・。

モヨモヨ。

ここで持病の一つ待ちたくない病がモヨモヨと顔を出してきました。

そしてふと逆方向に目をやるとCAFEがあるみたいです。

「あそこでコーヒーでも飲んで一回休まない?」

と提案して休憩する事に。汗も引かないし丁度いいよね。

ここでこの日の運命を変えるターニングポイントが。

まず、このcafeには外で飲食出来るスペースが設けられておりそこからの景色が絶景なのです。

さらに、コーヒーでも頼みますかね〜とメニューを見ると

ビール

スパークリングワイン

という煌めくラインナップ♪

5分後・・・。

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もちろんこうなってました^^

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こんな感じで崖の先っぽが休憩スペースになっており、そこから見えるのは

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海と空と松と遠くの街!

気持ちよすぎてどうにかなりそうでした。

酔っぱらって嫁に

「これこそがアートだろ!」

とかなんとか絡んでました。

ここは穴場ではありませんが個人的には直島最強のウキウキスポットです

その後ちゃんと残りの2つ、ジェームズ・タレルとウォルター・デ・マリアの作品も鑑賞して美術館を後にします。

どちらも光の神秘を最大化させるハンパない作品でしたが、画像が載せられないので是非現地でご覧になってみて下さい。

家プロジェクト

美術館を後にした酔っぱらいはバスで次なる目的地本村へ。バスから町並みを見てるだけでも楽しい。

次なるアートを見るにもお腹がペコペコなので腹ごしらえをしなくては。

ということで。

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やってきました「元祖直島バーガー

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おっきな白身魚&チーズバーガーとビールを頼んで外のテーブルで頬張ります。

うまっ!!やっぱり元祖はうまいなぁ。

そう。ここが穴場スポット②元祖直島バーガーです。

先ほど見返したらガイドブックにも載ってたので(冒頭と言ってること変わっちゃいました、すみません)穴場と呼ぶのは失礼かもしれませんが。

カラッカラの天気とおいしいバーガーにビールが進む進む。

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おかわり!

さて、お腹も一杯になったところで次のアート「家プロジェクト」へ!

家プロジェクトとは何か公式サイトから引用させて頂きますと

家プロジェクトは直島・本村地区において展開するアートプロジェクトです。宮島達男による「角屋」(1998年)に始まったこのプロジェクトは、現在、「角屋」「南寺」「きんざ」「護王神社」「石橋」「碁会所」「はいしゃ」の7軒が公開されています。

現在も生活が営まれる地域で、点在していた空き家などを改修し、人が住んでいた頃の時間と記憶を織り込みながら、空間そのものが作品化されています。また生活空間の中で繰り広げられる来島者と住民との出会いは、さまざまなエピソードを生み出しています。

「自然とアート」から「人」に焦点を当て、生活圏の中で展開していくこのプロジェクトは、日々変化していく有機的なプロジェクトへと成長し続けています。

とのことでした。今知りました。

かつて実際人が住んでいた廃屋をアーティストや建築家が芸術作品に昇華させたということですね。

僕たちはまず一番人気の「はいしゃ」へ(元歯医者さんだからこの名前ということみたいです)

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外観表側。かっこいい!住みたい!!

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別方向から。ちなみに中も大きな仏像があったりとカオスで素敵でしたが撮影NGでした。

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裏手から。太陽と融合。

素晴らしい作品でございました。

さて、次なる目的地まで歩きますか。

ちなみに直島は坂が多く、運動不足の僕はひーひー言ってました。

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途中こんなところもありました。

不思議な既視感がある風景です。

そしてここでトラブル発生

なんと歩いていた方向間違ってたみたいです。しかも長い坂を降りたあたりでそれが判明。

え、この坂また戻るの・・・。

もちろん悪いのは人任せにしていた僕です。7つの家プロジェクトのうちまだ1つしか見ていないのに音を上げるわけにはいきません。

しかしこの時、この日飲んだ全アルコールが眠気となって襲ってきていたこともまた事実です。

そしてタイミングが良いのか悪いのか眼前には

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こんな景色。砂浜とビーチに加えご丁寧にベンチまで置いてあります。

しかも人気はないし日陰もある・・・。

僕「どうする?坂登って戻る?」

奥「私は戻るよ、せっかく来たんだから全部見たいもん」

僕「だよね・・。でもさこの景色もアーティスティックじゃね?(俺ここで寝転がってボケっとしてたいなぁ)」

奥「もう二度と来れないかもしれないんだよ?」

僕「まぁね〜。(もう歩きたくないよぉ)

奥「私はいくよ!」

僕「。」

5分後・・・。

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ざざーん。

のどかだなぁ・・・。

ざざーん。

きれいだなぁ・・・。

クエークエー(海鳥の声)

いいなぁ・・・。

出ました、伝家の宝刀“別行動”

そしてここが3つ目の穴場スポット「人魚の入り江」です。

場所は

この辺りです。

この後この砂浜でアートについて考えたり爆睡したりしたのですが、長くなったので続きは次回に致します!

続き:「直島」世界を惹き付けるアート島の魅力と3つの穴場 ②浜辺でアートについて考えてから骨付き鶏を食べた

最後まで読んで頂きありがとうございました。



この記事を書いたライター

キーユ
キーユ死にかけの不死鳥
1985年生まれ。
ギャグ記事やWEB、音楽、ゲーム、育児などを書いています。
記事制作やレビューのご依頼お待ちしています!ツイッターかお問い合わせからお気軽にご連絡ください。
著書:新種発見!69匹の愉快な生き物図鑑

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