「直島」世界を惹き付けるアート島の魅力と3つの穴場 ②浜辺でアートについて考えてから骨付き鶏を食べた

前回記事の続きになります。

前回記事:四国・瀬戸内海旅行記2日目 「直島」世界を惹き付けるアート島の魅力と3つの穴場

「ッヘッヘッヘッヘッヘ・・・・」

という謎の息づかいと気配を感じて目を覚ますと・・・。

そこには放し飼いのイタリアングレーハウンドが!

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(写真はこちらのサイトから引用しました。)

イタグレちゃんって可愛いですけど少し未確認生物っぽい出で立ちしてるじゃないですか?(飼ってる方、すみません)

寝ぼけてたので一瞬足が6本あるようにも見えて、直島の主が人間を食べに来たのかと思って飛び起きました。

え!?なになになに!???

双方の心の声が木霊するビーチ。

飛び起きた僕に驚いて飛び上がって逃げるイタグレちゃん。向こうも食べられちゃうと思ったのかもしれません。

落ち着いてよく見ると足は4本、犬だということを認識し、遠くには飼い主らしき女性が体育座りして絵を描いているのでようやく事態を把握しました。

寝てた僕に犬が近づいてきただけでした。

知らぬ間に寝てたのか〜、気持ちよかった〜ようなうなされていたような・・・。

とりあえずひとしきり犬とじゃれて目を覚まします。イタグレちゃんはしばらくすると飼い主の元へ走っていきました。

直島で見つけたアート

さて、もう一度目の前に広がる海と空と岩と植物をボーッと眺めてみます。

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自然やべーなぁ。

壮大な景色を見ながら僕は何故か「アート」について考えていました。

すると朧げながらこの日一日で感じた「最高」の正体が分かってきました。

直島は

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人工的なアート(写真は“ガラスの階段”)

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そして大自然が造り上げたアート

これに加えて

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古き良き日本の町並み、心の中の原風景ともいえるアート。(おばあちゃんち感というか、ノスタルジックな既視感を感じる街並み)

さらに、それをパシャパシャとスマホで撮影する観光客に現代的な建築物・・。

これらが調和しながら僅かな面積の中にとけ込んだアンバランスな島なんだ!

と、何かの虫に噛まれて痒くなったおしりをポリポリ掻きながら勝手に納得する寝ぼけた酔っぱらい。

出たよ妄想

さらに妄想は加速していきます。

アートってそもそもなんだろう・・・。と、考えても仕方のない袋小路へと思考を這わせていきます。

(以下、妄想ゾーン)

人工的なアートである絵画や造形物などは、流転し続け変わり続ける万物の神秘の1カ所を切り取ってその場に留めているものともいえるよな。ポリポリポリ(お尻を掻く音)。

人はそれを見て感動するわけだけど、その感動が呼び起こされるのは演出による部分もかなり大きいよな、うん。ポリリポリ(お尻をさっきとは違う指で掻く音)。

「ここは美術館です。ここには凄いアートがあります!」という厳粛な雰囲気と、それを後押しする真っ白な壁、幻想的な証明、働く人たちの上品な出で立ち。

美術の世界を楽しんでもらうための心遣いと演出が随所に行き届いているから、鑑賞する人は心の準備をする。

「今から凄いアートを見るんだ、そういう心の状態を作ろう」

と、ここでアートなハートがかき立てられる。ポリンポリン(ちょっとリズミカルにお尻を掻く音)

そして作品を鑑賞し、アートなハートが呼び起こされた状態で外に出て自然に触れる。

すると自然やべーー。となる。「景色きれーい」だけではなく、「自然やべー」。

感性がビンビンになり、世界の素晴らしさを感じ取る受容体が全開になっているので普段はスルーしてた事に気付き、反応する。

そこには非日常性が介在し、心には充実感が満ちていく・・・。

うん、多分これだな、この気持ちよさの正体は。ポリリリリ。(謎の音)

つまり人は誰しも根源的なアートの泉を持っていて、それを刺激されると悦びを感じるんだ。

そして宇宙が魅せている現象全てはアートなんだ!直島はそれが凝縮された島だ!凄い島だ!スゴシマだ!スゴシマ学年主任だ!ポリーポリポリポリ!(お尻が5倍に膨らむ音)

アートなハートをかき立てていれば、どこにいたってこの世はアーティスティックじゃんか!ぎゃーーー!!

ちなみに、ベネッセアートサイト直島(直島でのアートプロジェクトを手がける企業、団体)のホームページには

この世の楽園を目指して
直島から見る瀬戸内海の風景はとても穏やかで美しいものです。情報・緊張・興奮・娯楽があふれる都会の喧噪からはなれて、心にも体にも元気を与え、安らぎを感じさせるこの環境の中で、人間が真に「Benesse(よく生きる)」とは何かを考える場所をつくりたい、アートは既に定まった価値観を学ぶのではなく、一人ひとりの方が作品と自ら向き合い、「Benesse(よく生きる)」を考えるためのものでありたい、こうした願いから直島での活動を初めて20年以上が経過しました。自然や美術、建築との共生をテーマとした「ベネッセハウス」、また、人々の生活の営みと歴史という時間の厚みの要素が加わった「家プロジェクト」、まったく新しい概念の美術館「地中美術館」が直島の骨格を形成しています。
瀬戸内海のもつ自然と歴史のリズムと、それに共振するセレクトされたアートがともに響きあう創造の場となり、また日本のみならず世界に向けて強烈なメッセージを発信する場所として静かにその存在を示そうとしています。ぜひこの楽園を訪れていただき、「Benesse(よく生きる)」とは何かを考える契機としていただければと思います。

という代表の福武氏の言葉が載っております。

直島も元はただの島だったと思うんですよね。それをこのような壮大なプロジェクトの場に変えてしまった。

そして世界からも注目される場になった。このワクワクがとことん詰まった小さな島を僕は大好きになりました。

(妄想ゾーン終了)

と、妄想が変な展開をみせてきたところでLINEの通知に気づきます。

メーヨー(嫁)からでした。

どうやら他の家プロジェクトを周り終わった模様。

よっこいしょ。行くか〜。

この後何故か僕は禁煙してたのにタバコを購入、嫁から軽蔑の眼差しを浴びるのでした・・・。

骨付き鶏!そしてうどん!

アートを堪能した僕たちは、ゴーイングメリー号に乗り込み直島を後にして高松へ戻ります。

香川といったらうどん県と言われるくらいうどんが有名ですが、まだ高松に来てからうどんを食べていませんでしたので今日こそ食べようと話し合いました。

しかしどうやら骨付き鶏も名産で、これも食べたいので、骨付き鶏を食べてから締めにうどんを食おうぜ!という食いしん坊プランが決定しました。

高松繁華街を骨付き鶏を求め徘徊しますがこの日はどこのお店も大混雑!なかなか入れません。

と思いきや他のお店とは一線を画す屋台のお店の席が空いているのを発見し入ってみる事に。

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よって屋さん。

店内はとても活気があって店員のおじさんは超親切でした。

ここで

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かんぱーい!

そして

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骨付き鶏!

これがクソうまかった!!この旅行で食べたものランキング2位でした。

このお店で一通り食べて飲んで、ベロベロでうどんを食べることに!

ここで興味深かったことを書いておきます。

香川といったらうどん県なのですが、(個人的な印象として僕が行動した範囲に限れば)うどん屋より餃子屋の方が圧倒的に多い気がしました。

お、うどん屋かな?と思ったら

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ぎょうざ屋さんか。

他にも

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ギョーザのオンパレードでした。

まぁうどんも餃子の皮も小麦粉だからネ(適当)

そんなこんなで、なんとか観光客に人気のうどん屋さん「鶴丸」に辿り着きうどんとビールを注文。

何故か嫁と宗教について議論しながら待ちます。

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来た!やっと食べれたうどん、本場は美味しかったです。酔ってて記憶は曖昧ですが。

さて、帰りますか〜。

こうして充実した2日目も無事終わりました。

ミャア。

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途中で妄想が入るような記事を読んで頂きましてありがとうございます。


この記事を書いたライター

キーユ
キーユ死にかけの不死鳥
1985年生まれ。
ギャグ記事やWEB、音楽、ゲーム、育児などを書いています。
記事制作やレビューのご依頼お待ちしています!ツイッターかお問い合わせからお気軽にご連絡ください。
著書:新種発見!69匹の愉快な生き物図鑑

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