インド旅行記vol.7〜ヴァラナシ編2〜

ガラクタ置き場で私は何かを探している。遠くのほうに今は連絡もとっていない昔の友達がシャトルランの練習をしている。私は

「おーい!アッ君!なにしてんの??」

アッ君は反応しない。私は手に持っていた壊れかけの傘をアッ君のほうに投げた。アッ君が気付いた!!

アッ君「お前、誰??」

「俺だよ!小学校の頃[運動会の前日は必ず金縛りするタイプのやつ]って呼ばれてた!ほら、覚えてない?俺だよ!」

アッ君は私をシカトしてシャトルランの練習みたいな動きを再開した。

「はっ!!」

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目が覚めた。なんだったんだ!今の夢は。

今はデリーからヴァラナシに向かう列車の中だ。トイレでの一件があった後二度寝していたようだ。左手のG-SHOCKを見ると朝の9時過ぎ。
2時間くらい寝ていたようだ。私たちが乗っていた車両は冷房付きだったのだが、効きすぎていて鳥肌が立っていた。私は寝台から降りて車両と車両の間、つまりトイレの場所へ行き外を眺めた。
景色は、草原、ボロボロの家、牛、インドの子供達などが主だった。20140716-164043-60043270.jpg

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今でも覚えているが、その列車から見える景色を見ながらこれからの人生を考えていた。

家族のこと
友達のこと
好きな人のこと
仕事のこと
パイオツのこと

どれも、考えて答えがでることではないが、パイオツのことだけは答えが出た。

柔らかさと、突き出し加減

大きさはあまり関係ない

by juida

午後二時くらいにヴァラナシに着いた。
ヴァラナシ駅は、デリーよりは少し田舎的な雰囲気があった。建物が少ないとかではなく、どことなく田舎っぽい感じである。

とりあえずA君と相談した結果、目指すは、ガンジス川、そして、そのガンジス川沿いにある、久美子ゲストハウス
だ。
久美子ゲストハウスは、昔働いていた東京の新橋にある、串カツの店長さんから聞いた日本人の久美子さんという人が経営しているゲストハウスである。
かの有名な長渕つよしもこのゲストハウスに泊まっていたという日本ではちょっとした有名なゲストハウスだ。

私達2人は気温30度越えの中、バックパックを背負いながらガンジス川を探しに歩き始めた。

途中でペプシコーラを買い、一気に飲み干し、また歩いた。

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しかし、15分くらい歩くと限界がきた。(日本でぬるま湯に浸かって過ごした結果)

A君「リキシャ拾おう!!」

「もち!!」

1台のリキシャを拾い、2人だと狭い座席に座り、ガンジス川の久美子ゲストハウスまで行くよう頼んだ。マイケル富岡のマネをしながら。

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道はめちゃ混んでいた。なかなか進まないが、インド人得意のクラクション攻撃でなんとか少しずつではあるが、ガンジス川に向かっている。途中でリキシャ運転手が、

「俺の知り合いにシルクの布を安く売ってくれるお店をやっているやつが居るんだが、寄っていかないか?」

と聞いてきたが、2人共瞬時に、

「いや、いらん!!」

と、言い、あとはシカトしていた。しかし、案の定そのシルクのお店に連れてかれた。見るだけでいい!ということである。私達は少しキレ気味に、

「いや、まじいいからそういうの!早く久美子ハウス連れてってくれや!」

と言うと、運転手も諦めたのか、またリキシャを漕ぎ出しさっきの道に戻りガンジス川へと走り出した。

向かうはガンジス川の久美子ゲストハウス、このままで果たして着けるのか?
そんなこと思いながらリキシャに乗りヴァラナシの街を眺めていた。

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この記事を書いたライター

ジュイダ
ジュイダ
1986年生まれ。仙台市出身・在住。
あらゆるボケを担当。
趣味:高島礼子とほぼ同じ
特技:二足歩行
あだ名:フランク
病名:大腸むきだし、若年性かかと落とし
好きな子のタイプ:ややおっとり
好きなこがタイプ:はい
好きな子も一応タイプ:はい
タイプが好きな子?:いいえ
尊敬するひと:松本人志・渡部篤郎・
好きな作品:スワロウテイル・おやすみプンプン・ホムンクルス
著書:新種発見!69匹の愉快な生き物図鑑

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